第82話 ミチの幽霊は先生達には見えない? (6)
ミチに問われ、『(う~ん、そうだな……)』と頷き、思案を始めだした、僕だけれど。
やはり、そう簡単にはよい案など思いつく訳ではないから。
僕は「(う~ん、う~ん)」と呻り、考える人へとなりつつも。僕は気が散ったように辺りをキョロキョロと見渡してしまう。
そしてどうしても気になることは、ジュンユーが手を上げ、数学の先生へと黒板に書かれていることを質問をする訳ではなく。
ジュンユーは数学の先生へとミチの幽霊が現れて、自分へと話しかけてくるから数学の授業を真面目に受けることができない。
だから数学の先生に幽霊を自分の許から追い払って欲しいと嘆願をしてきたから。
数学の先生は『はぁ~』と困惑しながら声を返し、ジュンユーは精神的に大丈夫なのか? と頭を抱えたみたい。
しかし、みなさんも知っての通りで、家のクラスは只今僕の傍で、
「(小山田、何か良い案は浮かんだか?)」、「(小山田、まだか?)」、「(小山田、早く、何か良い案を考えてくれ)」他……。
まあ、その他にも色々な不満を僕に告げてきては急かしてくる、ミチのお化けの声を聞いた者が大半で。
『やはり、お化けは出た!』
『やっぱり、お化けはいるのか』
『僕が』、『私が聞いた唸り声は空耳ではなく、本物だったんだ』
『わぁああああああっ!』
『きゃぁああああああっ!』と。
クラスのみんなが大騒ぎ、喧騒化して、最後には絶叫まであげるものだから、数学の先生は一度授業を中断して、ジュンユーの傍にいるだろう? と思っている。




