第78話 ミチの幽霊は先生達には見えない? (2)
ミチの前世では僕同様に仲がよかった友人の一人……。
そうあれから一週間ぐらい経つが、いまだにミチが他界した交通事故が悪夢であり、夢幻だったらいいな、と僕が思う日にもいたジュンユーへとアイツはお節介を続けているようで。
ミチはジュンユーへと岬さんのことが好きならば、ちゃんと自分の想いを伝えるようにとけしかけているようだけれど。
ジュンユーの方は大人の対応でミチの度重なる問いかけに対しても素知らぬ振りを決め込み続けているようだけれど。
「……なぁ、ジュンユ~、本当に良いのか~?」、「それで良いのか~?」「岬、あいつは可愛いから上田に盗られても知らないぞ~?」、「後で泣きをみるのはお前だぞ~!」
このお節介な言葉をミチは他界して、お化けになっても友達思い……。
そう僕の場合もランに愛の告白をして、彼女さまから了承の言葉を得るまでは、何度もミチに耳元で囁かれたからな、ジュンユーも本当に大変だなと。僕が苦笑いを浮かべながらジュンユーの様子を横目でチラチラ見詰めつつ温かく見守っていると。
「先生~!」
ジュンユーが数学の公式を黒板に書き込む先生の背に抜け手を上げるから。
「……ん? 何だ王~?」
数学の先生は黒板への公式の書き込みを停止して後ろを振り返り、ジュンユーへと首を傾げつつ声をかけた。
「……先生、この教室内にはキョンシーが居て、今僕に話し掛け、悪さをしてくる。だから何とかなりませんか?」
ジュンユーは数学の先生が、だけではないよね? 僕や数学の先生を含めたクラスメイトたちが。
「えっ!」と驚嘆をすることを数学の先生へと告げ。あいつは何とかして欲しいと嘆願をしたものだから。




