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第17話 初めて出来た友人の死(3)
授業を受け持つ教科の先生の声も暗い状態で授業がおこなわれ、淡々と進んでいく。
「……大山田、何を泣いている? また誰かに虐められたのか?」
僕が机を枕に泣きながら授業受けていると、何処からともなく声が聞こえたような気がする?
それも僕の耳へと聞こえた声は、数時間前に小さな子供を庇い、車の事故に遭い。救急車で病院へと緊急配送された大島道徳の声が僕の後ろ……。
そう僕の初めて出来た友人の席から話かけてきた気がするから。
僕は今の声は空耳なのだろうか? と思いつつ、自分の頭を上げ、困惑をするけれど。
僕は直ぐに自分の脳内で、
(大島があの世に旅立つから、僕に最後の別れを告げにきたのかも知れない?)
と解釈をするのだった。
大島道徳は僕に『さようなら』、『元気でな』と満身の笑みを浮かべくれた訳でもないのに。僕は勝手大島の言葉を解釈をして、また机を枕に『シクシク』と涙を流すのだった。
◇◇◇




