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第135話 親友の想いよ、みんなに届け!(2)
だから僕は、ミチは自分の家の仏壇から天国へと向かう階段を上っていったのだとばかり思っていた。
しかし違った! 違ったのだ! ミチはただ何かしらの厄災が起きる当日まで、自分なりに厄災を防ぐ手立てはないか? と思案……。模索をしていただけだと、僕は気がついたから。
僕はミチがこれ以上現世に未練が残るようなできごとを未然に防ぎ、事故がないようにしなくてはいけないと思うから。
僕が! 私が! と。僕のクラスの男女生徒が初めて彼氏、彼女の中でなくても強力した。
それも僕を先頭にだぁ!
だから僕は階段を駆け上る! それも三階の奥の部屋──! クラスのみんなも、もしもミチが放送室で、自分の顔色を変え、『恨めしや~』と危険予告した言葉が事実ならば、三階の奥の二年生の教室だと、報告に言った者が逃げ遅れ、厄災に巻き込まれる可能性が大だから。クラスのみんながいきたがらない場所へと、僕はランと二人で手を繋ぎ、仲良く駆け足で向かっている。
僕の親友の想いを上級生たちだろうと気にせずに伝えるために。




