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第128話 やっぱり不思議な出来事が(2)
「今の声ってさ、家のクラスに出ていたお化けの声音に何だか似ていない?」
お化けのミチに追われた経験のある佐々木さんが急に椅子から立ち上がり、教室内を見渡し、クラスメイト達へと訴えかけるように尋ね始める。
「……そ、そう言えば……。何だか似ている気がする……」
このクラスで最後にミチへと悪戯! 驚かされた! ナンパ師でお調子者の牧田も佐々木さんの問いかけを聞き、自分の顔を蒼白……。
自分の友人の加藤や俊宇、サミールたちと。
『ワイワイ』
『ガヤガヤ』
『へっ、へへへ』
『わっ、はははははは』
『先生たち、少し可笑しんじゃないのか?』
『何、生徒たいちに悪戯しているのだ?』
『本当、本当』
『本に』と。
放送室にいる校長先生や教頭先生……。生活指導の先生や学年主任の先生たちのことを侮り、嘲笑い、蔑む、友だちの輪から抜け……。牧田は畏怖しながら佐々木さんの意見に賛同するから。
「……佐々木の言う通り、ある……。このクラスによく表れていた幽霊の声に似ている気がする、ある」と。
芽衣までもがミチの声音に似ている気がすると言い始めるから。




