第127話 やっぱり不思議な出来事が(1)
生活指導の先生を筆頭に、この昼間でも薄暗い……。
まあ、今は先生たちが隠れ、身を潜めている者たちがいないかを確認するためにカーテンを開けたから薄暗い状態の放送室なのだが、本来は昼間で漆黒の闇に覆われた大変に気持ちが悪い小部屋で、校長先生や教頭先生……。その他の先生たちも真夏の夜を賑わいさせる、身の毛が立ち、寒気……。ゾクゾク、ブルブルと身体が急に冷える怪談話……。
北校舎や一年生の教室内で聞こえる教師には聞こえないが、生徒たちには聞こえるらしい謎の少年の声の怪談話は、各自各々ができるだけ思案や模索をしないようにしつつ笑い誤魔化しながら会話や提案をだして生活指導の先生が出した言葉が採用された。
だから生活指導の先生は御機嫌よく放送器具のメイン電源を「えぇ~」と呟きながらポチッ! と入れ。
「……ああ、ああ、マイクのテスト中……。テスト中」
とマイクへと呟いて、
「──私は」とマイクへと話しかけると。
「……只今、北校舎に居る先生や生徒の皆さんは至急校庭へと逃げ、退避してください……。もう少しすれば大変な出来事が北校舎に起きる予定です。だから直ちに逃げましょう……」と。
四十歳を過ぎたおじさん声音の生活指導の先生のものではなく。男の子? 少年? と言ったぐらいの年齢の男子の声音に、校内放送の人物がはっきり、わかりやすく放送されるから。
「えっ!」
「な、何?」
「何事?」
「一体何だ?」
「何よ?」と。
学園内の南と北の校舎の先生や生徒たちが大騒ぎ……。ワッ! と喧騒するほどの大騒ぎへと変わる。
それでも各教室は授業中と言うこともあり。各クラスに一人はいるだろう、お調子者と呼ばれる者たちが。
「わぁ~、何かよくわからんが、俺は逃げるぞ~」
「あっ、俺も逃げる~」
「私も逃げる~!」
「うちも逃げよう~!」と。
ケラケラ笑いながら悪戯っ子のように振る舞いつつ、教室内で自分が目立つよう試みる。
しかし、その都度、教科の先生たちが。
「お前等ー! 席を立つんじゃないー! 早く席に着けー!」
と声を大にして諫めるから。
「は~い」
「分かりました~」
「席につきます~」
「すわりゃいいんでしょう?」
目立ちたがりやのヤンキーやチョイワルたちは先生に諫められる度に悪態をつきながら席へと着く。
そして家のクラスは加藤と牧田の二人……。お化け苦手コンビが調子よくおこなっているから。
僕は二人の様子を見て、本当にコイツ等面倒な奴等だなと思いつつ気分を害していると。
「今の声ってさ、家のクラスに出ていたお化けの声音に何だか似ていない?」
お化けのミチに追われた経験のある佐々木さんが急に椅子から立ち上がり、教室内を見渡し、クラスメイト達へと訴えかけるように尋ね始める。
「……そ、そう言えば……。何だか似ている気がする……」
このクラスで最後にミチへと悪戯! 驚かされた! ナンパ師でお調子者の牧田も佐々木さんの問いかけを聞き、自分の顔を蒼白……。
自分の友人の加藤やとワイワイ、ガヤガヤ




