第115話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (26)
《ガン!》
だから加藤の奴は僕に殴られ刹那……。自分の身体の上半身を崩しながら。
「うっ」と声を漏らしたから。
僕は直ぐに加藤の顏へと再度ワン! ツ! と握り拳! ジャブを入れ! 殴ってやると。
「うぐっ」、「あっ」と。
加藤の奴はまた変な声を出しながら、自分の頭と下げ、身体を丸めると。己の顔を両腕で隠しつつ防御を始めたら。
僕は加藤の腹部へと前蹴り──! 奴の身体を自分の腰の捻りと足の関節のバネを使用して、『ドン!』吹き飛ばしてやった!
だから加藤の身体は自分の背の後ろにある、椅子と机と共に倒れ込んだ──!
そうなれば牧田の方も唖然、呆然……。
まさか自分たちが楽しく虐めていた僕が、自分の彼女を守るために後先考えず襲いかかり、加藤を殴り、蹴り飛ばす……だけではなく。
机や椅子と共に床に倒れた牧田に圧し掛かり、座り込んで!
「加藤! お前のことは許さない!」、「僕の女に手を出すな!」と怒声を吐きながら。
《ガン!》、《ガン!》
と、鼻字がもう既に抜けて垂れている加藤の顔を更に殴り続けながら。
「死ね!」、「死ね!」、「死んでしまえ!」、「加藤! お前のような他人の気持ちがわからないような奴は、殺してやる!」
僕は加藤へと荒々しく叫びながら更に! 更に! 加藤の顔をロ○コンパンチではなく、本気で握り拳を強く握り込みながら殴り続けるから。
弱い物虐めしかできない牧田の奴は、ランを守るために完全に切れた僕のことを止めることなどできないからただ茫然と見詰め続けた。
しかしクラスの他の男子たちが。
(お願い)
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