第113話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (24)
「うわぁ、あああああああああああああああああああああっ!」と。
テンプレ通りに男性の叫び──! それも少年の絶叫染みた雄叫びのような叫びが聞こえ。
「で、出たぁあああああああああああああああっ!」、「お化けが出たぁあああああああああああああああっ!」
僕やランの耳へと更に少年の叫び声……。多分のナンパ男牧田……。
そうここつい最近、妙に色香が増した、妖艶な僕のランへと妙に親し気に話しかけては、彼女を笑かして、自分のことをアピール……。ランには僕と言う彼氏がいるにも関わらず、もう真近くまできている夏休みのランの計画を……。根掘り、葉掘りと以前僕のことを苛めていた加藤と一緒にニヤニヤといやらしく笑いながら……。
僕の彼女の身体を如何にも狙っている様子でランへと夏休みに入ったらグループ交際……。
それも彼氏の僕を抜きで一緒に海やプールへとレジャー! 遊びにいこう! と楽しそうに告げ、嘆願をするのだ!
そうランの彼氏が元苛められる子の僕だから、あいつ等は! ランがあいつらから酷い目……。後で僕が聞けば涙が止まらなくなるような酷い仕打ち……。僕からランを寝取る等しても憤慨しないだろうと高を括り。ランを強引に近い感じで必要以上に誘い続けた。
しかし僕もミチと仲良くなり、アイツが交通事故で他界をした後は、自分がしっかりしないといけない! 強くならないといけない! 僕は生まれ代わるのだ! と。




