第107話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (18)
しかし佐々木さんの想いとは裏腹……と言うか? 彼女の予想に反して好転してしまう……。
そう佐々木さんはお化けのミチに驚愕しても遠く離れた自分の許へと笹山君が。
『佐々木さん~、怖い! 怖いよ! 僕のことをお化けから救って~! 助けてよ~! お願いだ……。頼むよ……。佐々木さん……』と。
笹山君が泣きながら、汚く、鼻水も垂らしながら、今クラスで流行りのお化けを背後に引き連れながら、彼が気が触れたようになりつつ佐々木さんのことを頼ってくれないから彼女は寂しく、切なくて仕方がない。
だから今でこそ、午前の授業や午後の授業中には自分が現れ『恨めしや~」と呟きつつ恋のキューピットをする。まあ、続ければ家のクラスの授業日程が進まなくなり、夏休みには補習授業を受けるようになるから。
『ミチお願いだよ! 恋のキューピット作戦は少しお休みしてくれないか? このままだと僕はランとプールや海へとレジャーにいき、恋のバカンスを楽しめなくなるから、授業中は現れないでおくれよ、ミチ……。頼むから』と。
僕が恋のキューピットでありミチえもんへと両手を合わせ嘆願をした。
だからミチは佐々木さんの神さまへのお願い……。
『神さま! おねがいです! どうせ教室内にお化けが現れて悪戯をするのならば。お化けに神さまから嘆願を……。そう私の想い人である笹山君をお化けに背後から襲わせて、彼を私の許へと送り届け、抱きつくようにしてください。おねがいします。神さま……』と。
佐々木さんは天に向かって、両手を合わせ何度も嘆願をした! まあ、したのにさ、彼女はこの通りで……。
佐々木さんの願いであった笹山君がミチのお化けに悪戯をされる訳では無く、彼女自身がミチからの悪戯……。
まあ、ミチいわく佐々木さんへと悪戯をする気はなかったらしい。
しかし彼女が余りにも変顔になるぐらい歓喜しているから、ミチもついつい嬉しくなり、『佐々木良かったな!』と声をかけたらしのだが。




