第105話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (16)
そう、ミチに対してではなく、自分への異性からの心の篭った御手紙……。《《ラブレター》》! 恋文という奴をいただいて、ハラハラ、ドキドキしていた佐々木さん……。
それも自分の乙女心を他人には恥ずかしくて見られたくはない……。
そんな彼女の清い思いの背中は……。絶対に他人には見られたくはないし。見られているとも思っていない佐々木さんにミチの奴が意地悪……。
『ふっ、ふふふ』と笑いながら、本当に軽い気持ち……。佐々木さんのことをちょっとばかり揶揄してやろうと悪戯心で声をかけると、彼女がミチの予想に反して驚愕したらしく。
ミチもちょっと腰を抜かすほど驚愕したらしいのだけれど。
「うぎゃぁあああっ! うぎゃぁあああっ!」、「ギャギャ!」と。
佐々木さんはミチに対して泣きながら『こないで……。こないで……』と告げる訳では無く。
「……み、見ないで……。見ないで頼むから……。私が持っている手紙の内容を見ないで……」と。
「──た、頼む……。頼むから……。私がラブレターを笹山君からもらったことを誰にも言わないで……。言わないでよ~! お願いだから~! お化けさま~!」
(お願い)
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