第104話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (15)
そして佐々木さんは自分の上履きを掴んだ。それも彼女は、一応は周りを気にして、お化けを警戒……。
そうミチの奴がいつ自分に襲いかかってきてもいいようにと、身の周りを警戒しつつ、佐々木さんは自分の上履きを掴んで下駄箱から抜き出した。
それでもお化けの奴は佐々木さんへと声をかけ、驚愕させる悪戯行為はしてこない。
だから佐々木さんは『あれ?』と思い拍子抜けをするけれど。
《ヒラリ》
そう彼女! 佐々木さんが自分の下駄箱から上履きを綺麗に抜きだすと。彼女の下駄箱から、何かしら紙?
……と言うよりも?
綺麗な、爽やかな、封筒らしき物が上履きと一緒に下駄箱から出てきて廊下へと『ヒラヒラ』と風に揺れるように落下をしていくから。
佐々木さんの顔は驚きを隠せない表情をして、口からも「あっ!」と声が漏れ。
「……何だろう、これは?」
佐々木さんは誰もいない教室前の廊下……。下駄箱の前で呟いて、廊下の床に落ちた手紙を拾い……。自分の目の前に、涼やかな白色した封筒も持ってきて、『誰からの手書きだろう?』と思い。宛先人の名前を確認しようとするのだった。
「……良かったな~、佐々木~。それは~、お前に想いを寄せている男子からの恋の文~。ラブレターと言う奴だぞ~。佐々木良かったな~? 嬉しいだろう、佐々木~?」と。
ミチは佐々木さんの一瞬の隙……。心の壁……。心の防波堤が解除……。彼女の心の中に空白が出来た一瞬の隙を狙ったかのように、『お化けなんか恐くない! 恐ろしくない!』を自負する、彼女へと声をかけると言った攻撃を加えるから。
「きゃぁあああああああああああああああああああああっ!」
(お願い)
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