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第102話 ミチは今は朝が忙しいようですよ? (13)
「よーし! 学校に着いた!」
今日は佐々木さんが日直のために朝早く高校の校門へと到着し、彼女は遠目ではあるけれど校舎……。
そう、佐々木さんの様子を見ればわかる通りで彼女は、自分の括れた腰へと両手を当て──。威風堂々と仁王立ちしながら校舎を見上げつつ呟いた。
でッ、呟けば彼女! 佐々木さんはね!
「……今日も出るのかな? 家のクラスの超有名な、今流行りのお化け……」と呟けば。
佐々木さんはニヤリと不敵に微笑むと。
「よーし! 私はお化けなんか怖くはないし。お化けにも負けないから」と。
彼女はエッヘン! と空威張りをすれば校舎──。僕達の教室へと向けて歩き始める。
そう交通事故で死亡後も現世に何かしら未練があるのだろうか? 未だに僕たちの教室や校舎で浮遊している、ミチのお化けと対峙するための、朝の日直の仕事をするために佐々木さんは威風堂々と、肩で風を切りながら下駄箱へと向かう。




