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このきなんのき……


私ちょっと前まで塾の講師やってたんですが、先日10人ぐらいの小学生が教室で自習してたのを見守ってたんですよ。


そうしたら一人の小4の男子が鼻歌を歌ってたんです。


それが懐かしの「この木なんの木」の歌だったんですね。


私も懐かしく思って、ちょっと聞き流してたんですよ。


そうしたらなんか違和感があったんです。

なんかおかしいな? 私の知ってるのと違うな? 


でもどこが違うのかわからなかったので、もう一回気を付けて聞いてみたんですよ。


そうしたら、あれ? 聞き間違えたかな? 小4だよな? おかしいなおかしいなー。怖いな怖いなー。違和感は消えなくて、で、もう仕事そっちのけで、耳を澄ましてもう一度聞いてみたんですね。


そうしたら確かに聞こえたんですよ。



      この木なんの木、フルボッ〇

      見たことのないキですから

      見たことのない汁が飛ぶでしょう



怖いな怖いなー。おかしいなおかしいなー。私はますますパニックになっていったんです。


そうしてる間にもその子はヒートアップしていって、テンポが早くなっていって、声も大きくなっていったんですよ。



      この木なんの木、○ルボッキ

      見たことのないキですから

      見たことのない汁が飛ぶでしょう



パニックとはいえ、まだその時は、そろそろ止めなきゃと思いつつ、「『汁』より『液』の方が語呂がいいんじゃないかな」とか、もしかしてこの後「赤ちゃんが産まれ、育って大人になって、また命が生まれる」みたいな壮大な生命讃歌になるかもしれないな、とか考える余裕もあったんですね。


でも、そんな時でした。


一人の少女が突然手を上げて、


「先生質問! フル○ッキってなんですか?」

 て言ったんです。


私なんでそんなことをしたのか今でもわかりません。も、もちろん反省はしてますよ……。ここからもし出れたら2度とやりませんよ……。


でも、今思うとあの少年は悪魔で、その悪魔に魅入られたとしか思えないんです。


気がつくと私は少女の前に立ち、ズボンを下ろすと


「ほーら、おじさんの股間を見てごらん、これがフ〇ボッキだよ」


その瞬間、不思議なことに、あたりは真っ暗になり誰もいなくなってたんです。


でも、その時確かに歌が聞こえたんです。さっきの少年、いや、悪魔の声で




       この木なんの木、無期懲役ー








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