表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
群青のアウトル  作者: ににと
3/3

危険な緑色

この作品はフィクションです。

実在の人物や団体とは関係ありません。

 シュバル家の処刑は国民をざわつかせる。処刑は帝都の中心広場で行われた。処刑方法は斬首。一人一人首切り台の上に上げられて順番に行われる。

 たった1人生きることを許されたスサビエルは、それを目の前で見せられることとなる。


「…どうして、どうしてこんなことを!!俺に罰を与えるならば、俺だけを殺せばいい!!」


 太陽に焼かれてしまいそうなほど、瞳孔まで開ききっていた瞳。家族の首が斬られるその瞬間を、見たい人間はいない。しかし、目は離せなかった。

 シュバル家に務める使用人から順番に首を切られていった。悲痛な顔のまま首が飛んでいく姿を見ているうちに、スサビエルの精神は少しずつすり減っていった。


「頼むっ…!!もう限界だ!!!!!俺も殺してくれ!!!!頼む…殺してくれ…」


 目の閉じ方を忘れたように、処刑台を見つめたまま、乾いた声で叫び続ける。その様子を民衆はただ黙って見つめている。中にはそれを楽しむ者もいた。

 一人一人使用人が死んでいく。そしてついには、自分の家族が処刑台に上がる。最初に上げられたのは、まだ齢5歳の妹だった。


「ハーニヤ!!!」


「お兄様ぁ!助けて!」


「やめてくれ!!!ハーニヤはまだ5歳だ!!!」


 そんな声も届かず、ハーニアは処刑台の上に担がれて運ばれていった。


「頼む!!!!ハーニアはまだ子供なんだ!!誰か!!!!ハーニアを殺すのは違うだろ!!!」


 スサビエルの叫びは誰にも届かない。全員が処刑台の上をみつめていたが、それを止めるものは誰も居ない。更には、哀れむものすらもいなかった。


「頼む!!ハーニア!!ハーニア!!!」


 声が擦り切れるほどの叫びは、この場にいる誰にも届かない。高い位置で処刑を見る王族は冷たい視線をスサビエルに向けていた。

 その視線と目があった時、スサビエルは絶望する。どうしてこうなったのか、わからない。何の罪もない妹が殺される理由はどこにあるのか。


「この国は、狂ってる!!!!あんな小さな女の子が殺されることに誰も心を痛めないのか!?」


 誰も首を縦には振らない。誰もスサビエルの声を聞き入れない。誰の耳にも届かない。

 ついにはハーニアがギロチンに寝かされる。逆さまになった妹の顔とめがあった。血走った己の瞳に妹の恐怖に怯えた顔が映る。


「頼む…頼むやめてくれ…」


 スサビエルの願いとは裏腹に、その小さな首に刃物が下された。

 子供が処刑されるなど、帝国史史上初だった。それに、人々は歓声を上げた。小さな首が地面に落ちる。たった5年前に生まれた命。何もわからぬまま、その命は終わりを告げた。

 プツンと糸が切れた人形のように、スサビエルはその場に崩れ落ちた。

 その後も、処刑は続いていく。皇女を殺した犯人の家族。まるで彼らが罪を犯したかのように、人々は罵声を浴びせる。何も知らない家族、何も悪くない家族。ただ、自分の“家族“だったというだけで、ここまで悪く言われる人間ではない。スサビエルは行き場のない怒りにただただ涙を流した。


「スサビエル!!!」


 最後に、父であるシュバル伯が処刑台にかけられる。その時、力一杯に彼は息子に向かって叫んだ。


「お前は何も悪くない!!これはお前のせいではない!!!お前が人を殺すような人間だとは思ってない!!!私達は大丈――――――――」


 息子への最後の言葉を言い切る前に、処刑台の刃はその首に向かって落とされた。

 父親の首が落ちる瞬間を目にした時、スサビエルは何かを思い出した。


「緑だ……」


 そう呟くと、スサビエルは力を振り絞って、自分を取り押さえる兵士を振り切ると、自分の腕を拘束する縄を歯で噛み切った。そして、近くにいた兵士の剣を奪うと、大きな声で叫んだ。


「緑だ!!緑のドレスは皇女を殺した“惚れ薬“だ!!!」


 そう叫んだ後、スサビエルは何処かに剣を向けてから、自らの顎下に突き刺した。そのまま彼は意識なく倒れた。

 帝都の中心で行われたこの処刑は、人々の記憶に強く焼きついた。皇女を殺した犯人の最後、語られるには十分なほどの出来事だった。


 ルシエルはその様子を見ていた。処刑台の真正面。ブージェ家の馬車の中で。


「…やっぱり、まだ慣れないな。」


 ルシエルは自分の右手を見つめて呟いた。


「もう行こうか、レイ。」


 馬車の外にいるレイに声をかけた。レイはうなづいて御者に声をかけると馬車が動き出した。


「正解でしたね。アイツを連れて来なくて。」


 ブージェの屋敷に向かう帰り道に、馬車と並行して走るレイが外からルシエルに声をかけた。


「ヴェルのこと?」


「えぇ。アイツがあの場にいたら、抜刀してあの子供を助けに行ったでしょうね。」


「…はは、そうだね。ヴェルならきっとそうしただろうね。ヴェルは正義感が強いから。でも、ああゆう時は困るね。」


「私なら、ルシエル様の邪魔しませんから。」


「…あははっ、そうだね。レイはいつも落ち着いてるしね。ヴェルはそこがいいところなんだけど。」


 レイは少し気に入らない顔をした。それが、主人に悟られないように話題を変えた。


「それより、あの男が最期に言ったことが気になりますね。緑のドレスが惚れ薬……と。」


「……そーね。」


 しばらくして、ブージェ家に第一皇子であるガリレオ・カリスティが現れた。ガリレオはアメリアの実兄である。

 アメリアとも仲が良く、ルシエルは婚約者になってから何度か交流があった人物でもある。臆病でひ弱であるが、家族と国を愛する人徳のある人物だ。


「お久しぶりですね。ガリレオ殿下。呼べば飛んで行ったというのに、こんなところまで、わざわざお越しいただくなんて…」


「久しぶりだな。ルシエル。」


 久しぶりに見たガリレオは随分やつれているようだった。思えば、あの処刑の日も王族の席に座っていたが、随分顔色が悪そうだった。


「バロナンは留守か?」


「えぇ。南東へ遠征です。殿下はどうしてここに?」


 顔色の悪いガリレオは、テーブルの上のお茶に手をかけた。ゆっくり持ち上げてそっと口をつける。茶髪の髪に黄緑色の瞳。アメリアとよく似ている。


「…あの日、スサビエルが言ったことが気になってね。君に何か心当たりがないか聞きにきたんだ。」


 ルシエルは眉を顰める。


「“緑色のドレスが皇女を殺した惚れ薬だ”と、彼は今際の際に叫んでいただろう?皆、ただの戯言だというけど、僕はどうして彼がそんなことを叫んだのか気になってね。」


「それで、どうして僕のところに?」


「…あ、いや、君を疑っているわけじゃないんだ。君はアメリアの婚約者だったわけだし、信頼しているよ。ただ、何かわかることはないかと思って知恵を借りにきたんだ。」


 ガリレオは困った顔をしながら笑う。ガリレオは心優しい人間である。人を愛する人徳者として有名だ。正当な血統でありながら、信託でロワに選ばれなかったものの、彼を支持する貴族が多いのは彼の人柄によるものだった。


「正直僕はアメリアのために何もできなかった。だから、今更こんなふうに動いても意味がないかもしれないけど、もしなにか僕にやれることがあるなら……なんて思ったんだけど、結局自分じゃ何もわからなくてね。本当、情けないよ。」


 恥ずかしそうに笑っていた。ガリレオは顔がやつれているように見えた。妹を失ったショックが大きかったのか、しばらく寝込んでいたと聞いていた。ルシエルも彼を久しぶりに見たが、かなり痩せたように思えた。


「情けないなんてことはないですよ。殿下がアメリア様を思って行動したことに意味があるんですよ。」


 ルシエルの言葉にガリレオは照れくさそうに頬をかいた。


「ははっ…そうだといいけど。」


 悲しそうな表情。目は虚でかなり精神的に参っている。家族を失った悲しみは相当深い。

 ガリレオはアメリアとかなり仲が良いことで有名だった。兄として彼女をよく可愛がっていた。この国にとって、アメリアは特別な皇女だった。彼女の死を悲しんだのは、王族だけではない。帝国に住む人間のほとんどは彼女の死を悼んだ。


「実は僕も気になっていたんですよ。彼の言った、緑色のドレスについて。」


「そうなのかい?」


「はい。それで分かったことですが、彼が言いたかったのはドレスに使われる染料のことかと。」


「染料?」


「はい。蘭華(らんか)で過去に流行った緑色があるんです。人を魅了する色として、遊女の間で流行った“花緑青(はなろくしょう)“と呼ばれる緑色です。」


「花緑青…?」


「美しく艶やかな緑色は遊女の美しさを引き立てるとして、蘭華で数年前に染料として流行したのですが、その緑色には毒素が含まれており、遊女やその客等周辺の人間の体調に影響を与えたそうです。現在での蘭華では使用が禁じられていてその色も殆ど流通はしていないようです。」

 

「毒を含む染料か…。」

 

 ルシエルは資料をガリレオの前に提示した。ガリレオはその資料に目を通す。


「…腹痛に嘔吐、発熱と意識障害…これらは、アメリアにも現れた症状だ。それに、アメリアの侍女達も体調を崩した時、このような症状が出たていた…。しかし、どうやって皇女のドレスにその緑を…?」


 ルシエルは少し言いにくそうに目を逸らす。


「おそらくですが、僕が彼女にプレゼントしたドレスかと」


「……なぜ、そうだと?」


 ルシエルは皇女にプレゼントしたドレスを帝都にある人気のブティックで購入した。そのドレスはこの世に1着しかないオーダーメイドドレス。デザイナーも惚れ惚れするほど美しい緑色であり、パーティー当日も目を引く美しさだった。


「…たしかに、あの日アメリアが着ていたドレスは、神秘的なほど美しかった。まさか、あのドレスに花緑青が?」


「…恐らくですが。あのドレスはデザインが決まった後はデザイナーに一任していましたので、どんな染料が使われているかまで把握していませんでした。花緑青の存在を知った後、デザイナーに会いに行ったのですが、彼女は亡くなっていました。ほとんどアメリア様と同時期に。僕がプレゼントしたドレスが原因とみて間違いないでしょう。」


 眉を下げながら、話すルシエル。ガリレオには彼が落ち込んでいるように見えた。意図せず婚約者を死に追いやっていたと知って、深く悲しんでいるだろうと。


「…君は悪くない。アメリアのために選んでくれたんだろう。知らなかったんだ、仕方ない。しかし、何故蘭華で禁止された染料が我が国に?」


「入手経路は不明ですが、ドレスを作ったブティックが染料を購入していたのはシュバル家の商会からでした。」


「…そうか。やはり、そうなのか。」


 少し落ち込んだような顔をしたガリレオ。彼はどこか期待をしていた。今際の際ですら、互いを思い合っていた家族。本当にアメリアを殺すようには思えなかった。本当は別に誰か犯人がいるのではないかと期待していた。


「スサビエルは僕がアメリア様の婚約者になったことを、ずっと妬んでいたようでしたから、おそらくそれ故の犯行だと思われます。ブティックのオーナーも、緑色はスサビエルにお勧めされたものだと」


 ガリレオはそれを聞いて黙り込んだ。とても悲しそうな顔をしている。どんな人間でも愛するガリレオ。彼は人の良いところを見つけるのは得意でも、悪いところを見る力がなかった。どんな人間であれ、褒めることができても、蔑むことはできない。彼はそんな人である。

 ルシエルはそれをよくわかっていた。彼は根っからのお人好しであると。証拠もなく疑うことはしない。目の前のルシエルに対してもだ。


「…やはり、どこを探しても悪は悪なのだな。」


 ガリレオはブージェ家を立ち去る前に、それだけ呟いて馬車へと乗り込んだ。王家の馬車が走り去っていく。その様子をルシエルは見えなくなるまで見つめていた。


「……ははっ、ちょっろ。」


 楽しそうに笑うルシエル。彼は全ての行く末を知っていた。この結末を、描いていた。それ故の笑いが込み上げた。

 誰が死に誰が疑われ、誰が処刑されるのか。そして得をするのはだれなのか、物語の結末はどうなるか。彼はその全てを知っていた。


「ルシエル様。お手紙が届いております。」


「ありがとう。」


 現れた使用人から手紙を受け取る。その手紙には緑色のスタンプが押されていた。ルシエルはそれを迷わず開ける。それを見てルシエルは使用人に声をかけた。


「明日、帝都に行くから準備してくれる?」


「はい。承知しました。」


 その翌日、ルシエルは朝早くから粗末な馬車で身元を隠して帝都に向かった。帝都の中心広場にある時計塔。広場から離れた場所で馬車をおり、歩いて時計塔まで向かった。

 早朝の街は静かだった。まだ人は寝ている時間帯だ。家によっては煙突から煙が上がっている場所もある。

 今日も護衛はレイを連れていた。、時計塔の入り口の前に来てルシエルはドアノブを捻ると扉が開いた。それを確認してから、レイを入り口に置いて中に入った。高い時計塔の上を目指して階段を上がっていく。時計塔の歯車からギギッっと時間を刻む音が響いていた。

 てっぺんに着くと人がいた。スラッと背の高い男だ。彼の肩にかかる髪が朝の風に揺れている。


「お待たせしました。ジュヒテル殿下。」


 ルシエルはその後ろ姿に頭を下げた。そこに居たのは帝国の第四皇子ジュヒテル・ロワ・カリスティである。


「あぁ、良い。ここにいる時間はさほど嫌いではない。」


 清々しい朝の空気。ジュヒテルはそれが好きだった。この時計塔は、ジュヒテルしか入ることができない。彼しかここの鍵を持っていないからだ。

 前皇帝であるジュヒテルの祖父は、どんな血筋であろうと王家の血筋を引く人間は、皆平等に家族であるとする人物だった。亡くなる前に遺言として彼はジュヒテルだけに、この時計塔を与えた。


「祖父は寛大な人間だった。息子の妾の子である私にも唯一平等に接したのは、祖父だけだった。父が妾の子である私を生かしておいたのは、祖父の加護があったからなのかもしれないと、この時計塔に登る度に思う。」


 幼少期のジュヒテルは、妾の子というだけで王室では冷ややかな目を向けられていた。第二夫人という立ち位置に置かれたジュヒテルの母親は、その重圧に耐えかねて、ジュヒテルを殺して自分も死のうと試みた。しかし、結果的にそれは失敗に終わり、母親だけが首をつって亡くなった。

 現皇帝の正妃からは、毒や刺客をもって何度も殺されかけたこともある。母亡き後、ジュヒテルには味方は1人もいなかった。だがしかし、祖父だけは違った。王族の血を引くものは、全て自分の孫であると認識していた。なにより、彼はジュヒテルの持つ緑色の瞳を気に入っていた。


「…思うのだ。祖父が皇帝には国を、正妃には城を、私にこの時計塔を渡したのは私が次のロワであるとわかっていたから何だと。」


 通常、ロワは後天性の種。生まれたばかりの赤子がロワであることは、誰にもわからないとされている。しかし、一説にはロワとロワは互いに引き合うとされている。

 ジュヒテルの父である現皇帝は実はロワではない。彼の代にはロワは生まれていない。ロワであるジュヒテルと並んで、ただのイヒルであるガリレオが王位継承に名前を連ねている理由は、彼の人徳のおかげもあるが、この国の皇帝が歴代必ずしもロワであった訳ではないからだ。

 神の血を引いている。それだけで、この国の王となるには、充分な素質である。


「この時計台は、帝都の中心に位置し、民衆が時間を気にするたびにこれを見上げる。そのてっぺんに登れるのは、この鍵を持つ私だけだ。故に、祖父は私にこの鍵を託した。どうゆう意味かわかるか?」


「ジュヒテル殿下が、いずれこの国の王となる事を示唆していたのですね。」


「あぁ、そうだ。分かっていたのだ。私がロワであると。祖父はわかっていたんだ。私と目があったその時から。」


 ルシエルとジュヒテルが出会ったのは6年前。アメリアとルシエルが出会ったその日と同じ日だった。

 出会ったばかりのジュヒテルは、寡黙で何かにずっと怒っているような瞳をしていた印象だった。暗く沈んだ様子だったが、その目はとてもギラついていたのを覚えていた。


「…あの女が死んで、ようやくあの馬鹿と並んだか。」


「そうですね。アメリア様は国民から“豊穣の女神”なんて、慕われていましたからね。彼女の人気がガリレオ殿下の支持を煽っていたくらいですから」


 アメリアは豊穣の女神から愛されたイヒルである。穀物を育む力をもち、ゼロから穀物を栽培できる能力である。帝国で彼女が特別視されていたのはその能力が故である。

 現皇帝の子供はジュヒテル含め全部で8人。そのうちの皇女は4人で、アメリア以外の皇女は帝国の利益のために、他国へ花嫁として贈られたが、アメリアだけが国内での結婚を認められた。理由は、その能力が国益だったからである。

 ガリレオがロワであるジュヒテルと並んで、次期皇帝候補に挙げられていた理由の中に、アメリアの実兄であるという事実は大きい。


「ただ環境に恵まれただけの男に、私の皇帝の座などやるものか。」


 ジュヒテルはルシエルの方に初めて顔を向けた。深い緑色の目と目が合った。彼はルシエルを気に入っていた。


「父上はもう時期だろう。ロワでないイヒルの寿命は短い。私が皇帝になったあかつきには、お前に褒美をやる。」


「…さて、僕は何か貴方の役に立つことをしましたかね。」


 ルシエルの言葉に、ジュヒテルはふっと笑う。


「謙虚な男だ。アメリアを葬ったのはお前だろうに」


 ジュヒテルの質問に、ルシエルはしばらく間を置いて口を開いた。


「さて、何をおっしゃっているのか、僕にはわかりません。アメリア様を殺したのはスサビエルですよ。それがこの国での事実、それ以外の真実なんて誰も知らないですから。」


 ルシエルは人差し指を鼻の前で立てると、怪しく笑う。早朝の薄暗い空が太陽に照らされた。その光に照らされて、ルシエルの深い青い目が輝いた。ジュヒテルはその奇しくもギラギラと輝く瞳に、不思議と高揚した。


「貴様と描く世界は美しいだろうな。」


 ジュヒテルはそう言って笑う。



閲読ありがとうございます!

よければ評価よろしくお願いしますっ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ