オチ
ふ、副首領!なんでこんな安い酒場に!
う、はい。そうです、オルゾさんがパーティーでリーゾ幹部を殴り倒しまして乱闘騒ぎに。い、いやオルゾさんは副首領からの結婚話に泥を塗ろうという意図はなくてですね……!
というか、副首領。この展開を見越しておられましたよね。
いや、だって気の短いオルゾさんがキレるのなんて初めから分かってるじゃないですか。
ああ、なるほど。リーゾ幹部の力を削ぐ感じですか。ですが今回の件はウチが恨み買ってる気がするんですが。
ふむ、オルゾさんをいずれ副首領に据えるためにはそれくらい必要……そう言われちゃうとこちらとしても恨み言は言えないですよね。
え、ステラマリナさんですか?
オルゾさんは別に政略とか気にしてないので、副首領からの見合い話だったとかリーゾ幹部の娘であるとか関係なしに、彼女のことは気に入っていますよ。
え?ええ、あれは仲睦まじいですよ。オルゾさんは認めないでしょうけどね。
いや、聞いてくださいよ副首領。結婚前に付き合ってる時間が無かったのもあるでしょうがあの2人もうバカップルですわ。
ステラマリナさんは自分の親父をオルゾさんが酒瓶で殴ってるの見て頬染めてましたしね。
ええ、その時に彼女がつけていたピアス、オルゾさんからの贈り物なんですが、自分の瞳の色のピアスとか贈っちゃうオルゾさんとか笑っちゃいますよね。
しかも気にいるかどうか心配して事務所のデスクに何日間か眠っていたんですよあれ、あっはっはっh…………。
えーと、オルゾさん、いつからそこに?
天丼オチ。とりあえずここまで。お読みいただきありがとうございました!
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