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短編詩集Ⅱ

理性の箍が外れたら

作者: 若松ユウ

声を張る

歌を聞く

泣き喚く

笑い飛ばす

汗を流す

踊り明かす

米を炊く

肉を食らう

酒を飲む

奇書を綴る

怪画を描く

像を彫る


浴びるほど

涸れるまで

切れんばかり

倒れるほど

草臥れるまで

破れんばかり

燃え尽すほど

寝込むまで

狂わんばかり

耐え難いほど

非常識なまで

恥かくばかり


得られた歓びを

喪った哀しみを

舞い込んだ幸せを

逃した苦しみを


ヒトは何か大事に直面したトキ

揺さぶられた感情を表現せんと

限界を超えたくなる生物らしい

奇天烈で摩訶不思議な習性だな




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― 新着の感想 ―
[良い点]  おぉーぅ。パワフルぅ。カッコイイ。  構成って何? みたいな。ぶっ壊す感じ。大好きです。
[良い点] 素晴らしいですね。 深いなぁと思いました。 声に出して何度も復唱したくなります。 [一言] 作品の後に余白が2~3行分あると、余韻が残るような感じがしました。 押し付けではありませんの…
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