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戦人は騎士となる。  作者: ネコヤ又
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免許とるところのおっちゃんがこわい

あのあと、城の左にある免許取得所へと向かった。免許取得所というから

小さな施設なのかとおもったら小さめの白だったのはさておき、門に立っているいかつい

ごりごりしい見た目のおっちゃんに声をかけてみたところ、なんだこるぁみたいな感じで威嚇された。


「おぅおぅ、じょーちゃんみてぇなやっちゃ、狩りに出たとこで足手まといなんだよ!」


「そんなこと言うなユリセフ。どうせ私たちの時もそういってたが、

見事免許取得してきただろう?」


「そーだにゃ!そーだにゃ!」


「っるぇせぞぐらぁ!!!」


「えぇっと、あの・・・。」


どうしよ、これじゃぁ生活できない・・・。


「っていうか、しょっぱなでカラースキル使えるにゃよ?

それをみすみす飢え死にさせていいのかにゃ・・・?」


「なんだと・・・?こんなちっぽけな人狼がか・・・?」


「いきなり中ボスの使徒を討伐したんだ、今後の兵力にも

役立つかもしれまい・・・。」


「ふん・・・いいだろう。クエストを掲示する。」


なんか悩んでる間に話がすすんです。泣きそう。そんなこと考えていると目の前に

紙をばっとだされた。紙にはこう記されていた。


”免許取得クエスト 妖魔メーグロップ50体討伐

グルフィンの肉10個採取

インデの花壺5個採取


これをユリセフに届けよ。”


「はよ受け取らんかい」


背の高い槍を握る手に力がはいっているご様子で、いそいそと受け取る。

すると後ろにいた二人が、背中をたたいてきては。


「んじゃクエストいくか。」


といって道案内をしてくれた。目的地は、ここ王国の城を北にすすみ、古の洞窟神殿を超えて

リベリー滝の右側に位置するバルルン大草原に行き、目的のメーグロップを討伐して、

さらにそこから東に進み、エルフの山の崖に住むグルフィンと、生えているインデの花壺

をそれぞれ集める、ということらしい。この曲刀で大丈夫だろうかと、思い

なんとなく鞘から抜いてみたところ、刃が目にとまってからすぐポロリと剣が砕けた。


「え?!」


「大丈夫か?うわぁ・・・ぼろっぼろだな。」


「もろいにゃ・・・人間の武器みたいだね。」


「あ、うんこれ人間の武器だし・・・。」


さりげなくそういうと、ピナドラとプシーが顔を見合わせるのと、私を見るのを

何度か繰り返して、しばらくしてから「ええええ?!」と大きく叫んだところだった。

そしたら後ろからユリセフさんが迫ってきて、うるさい!との一喝をいただいた。


「おま、人間の武器ってどういうことだ?!」


「え、えっと・・・」


そんなこんなで、二人にこの世界に来た時の目覚めの話をした。


―――――


「なるほどな・・・ならその装備もか。」


「どうりで、獣臭いというより花のような香りが漂うわけにゃ。」


「・・・どうしたらいいんだろ。」


「よし、しゃーないから今回は私のおごりだ、鍛冶屋に行くぞ。」


どもどもネコヤ又です。今回は免許取得所のところにいって、武器が壊れとる!って話でした。

いやね?設定ですよ、面白そうじゃないですか。ちなみに壊れた理由として、

魔界のものが人間界の武器でカラースキルを発動した場合、力に耐えきれずに壊れる、という感じで。

逆に、人間界のものが魔界の武器を使ってしまうと・・・暴走するという感じです。

わかったかな?


それでは次のお話で!

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