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戦人は騎士となる。  作者: ネコヤ又
5/9

免許なんてものがいるんですか・・・。

「さて、それで今回はどんなクリスタルだ?」


「なんとなんとぉ、これだにゃ!」


さっきの20cmの水色のクリスタルをドやり顔で見せつけるプシー

眼を見開くピナドラ、それに続いて食いつくように見つめる王民や商人たち


「すごっ!水色だぞ!?こんなのみたことない・・・。」


「ふふーん、あ・・・でもこれはルイが助けてくれなかったら

得られてなかったにゃー。ありがとねルイ~」


「え、えぇ・・・そんな。」


「このサイズなら・・・中だな。よし、これくらいの金額で手をうとう。」


そういうとピナドラは後ろの箱から砂金袋をだしてはコインをじゃらじゃらと

いれて渡してきた。なぜか私の分もある。


「一人ずつに505アルいれてある。」


「さすがピナドラさん!」


505アルってどのくらいのお値段なんだろう・・・。

ふとそう思い二人に聞いてみたところ。


「え、うーん・・・ワイバーンのお肉がステーキサイズ1枚60アルだからぁ・・・。」


「8枚は買えるな。」


「1枚でもたらふくくえるにゃ。」


なるほど、つまり食料を買うのには十分なんだろう。


「ちなみにパンは一個10アルにゃ!」


「50個買えるぞ!」


パンが安いと思ったけど、きっとこのお金がすごいのだろう。

きっとそうに違いない・・・きっと。


「ちなみに一番高い値のクリスタルって?」


「白いクリスタルだな」


「白いクリスタルだね」


「希少なの?」


「クソでかいボス級の使徒から落ちる。」


「落ちるときと落ちないときもあるにゃ」


「すごい希少だね・・・。」


場が静まった。いけない、こんな空気じゃ・・・。


「えぇっと、とりあえず。生きていくためには使徒っていうの狩らないとだめなの?」


「いや、使徒は使徒で発生したときに狩らなきゃいけないんだ。」


「だいたいは人間界から侵入してくるケガレを倒す感じにゃ。」


ふむ、戦闘慣れしておくためにもそのケガレ、というのを倒した方がよさそうだ。

それじゃぁ今回は・・・。


「だいたいはわかったよ、ケガレ倒しにいってくる。」


「は!?」


「ちょ、ちょっとまてぇええい!!」


つかまってしまった。なんで?と思い振り返る。


「あのなぁ・・・」


――――――

ざっくり説明するとこうらしい。


ケガレや使徒を倒すには、戦士としての資格である免許が必要になる。

これは人間と魔族が平和を誓ったときに作られたものだそうだ。


それで、その免許を取るには試験場である王国立戦士免許所に行って

特定のクエストを受諾し、免許を持っている戦士とともに特定の素材を集め

報告しなくてはならない。


――――――


「そんな・・・、そんな面倒くさいんですか?!」


「そこまで絶望するな。」


「プシーたちもついてくから!」


「アタイは無理だぞ」


「・・・。」


「わかった、わかったから。」


「じゃ、クエスト受けにいくぞ!」

どもどもネコヤ又です。

免許システムゥ!!!があるとはだれが予想できたものか・・・。

いやはや試験とかいうんですから難しいに違いない。

ではでは次のお話で!

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