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戦人は騎士となる。  作者: ネコヤ又
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第一村人(?)を発見

「でたな魔獣め!!」


背後にはとっても小さい男の子が、青い布地に軽めの金属で身を包んでいて、

剣を構えていかにも勇者がこれから戦いますみたいな光景が広がっていた。


「え?ま、まじゅう?」


確かに耳とか尻尾とか人外すぎる見た目になっているが、

魔獣とは初対面の相手に向かって放つには失礼なのではなかろうかと思った。

ん?見た目・・・今、裸だったんだっけか。


「ちょ、まって?!ていうかみるなぁ!?」


「ギャフッ」


勢いに任せて勇者っぽい子の顔にパンチを炸裂させてしまった。

どこかでかすかに<勇者 が 敗北 した!>と聞こえたのは言わないでおこう。

それよりも次にこの少年が起きる前に服を探さなくてはならない。

というかこのままいったん逃げようか?


「おーい勇者様ー、今敗北したとか聞こえたんだが。」


そうこうしていると次の刺客が現れた。この雰囲気からしてモブだ、

モブ・・・つまりいつの間にか倒れていても相手にされないキャラだ。

というわけで私はそいつから衣類を拝借することにした。

まぁ許してくれ、服がないとこちらもこちらでつらいものがあるのです。


「ごめんなさい・・・。」


手をすり合わせ、後ろからうなじをとん、と叩き気絶させる。

流石に殺すのはあれだから。これだけでも十分あれだとは思うけど致し方ないことだと思えば

多少は軽く見える、のだろうか?それはさておき、今倒したモブは騎士だったようで、

銀の鎧が太陽に照らされててとっても目によくないそれを奪い取り、

とりあえずその場しのぎに適当に来た。武器の騎士には似合わない曲刀も取っておいた。


とりあえずこれで避難はなんとかできる・・・のかな?


「今日の戦果はまだなのかモブども!!」


「それが、連絡魔石が反応せず。」


背後から数人の足音が聞こえたので、適当に木の陰に隠れる。

鎧を着ており、頭だけだした青髪の男が偉そうにしゃべっている

そしてその後ろを三人ほど鎧で覆われた巨漢たちがついて歩いていた。


「今すぐにでも魔のソウルが必用なのだ、魔界の王フランツを倒すためにも使徒をよみがえらせるためにもな!」


「しかし国王・・・。」


ん?今国王って言った?あのちっこい男が国王なのか?


そう思い巨漢と青髪を何往復かちらりちらりと見ていると、

流石にばれたのか、「何者だ!!!」と声を出された。まずいと思い

両手をあげながら陰から姿を現すと。国王はバカなのか・・・


「なんだ、こちらの騎兵か。勇者はどうした。」


と仲間と勘違いした模様だったので、岩陰でお休みになられていますよと伝えると

それはもう怒ったような感じで


「あのちんちくりんめ・・・!!!」


と地団太踏んでご臨終だったので、そっとしておいてそのままそこを離れた。

しかしやつらの言う「使徒」や「魔のソウル」とか計画とかいうのはなんなのだろう・・・。

と悩みながら草原を駆け抜けていった。

どもどもネコヤ又です。一日に一本ペースで頑張ります。

何話になるかはまだよそうできぬぁいです・・・。

ではでは次回のお話で。

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