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戦人は騎士となる。  作者: ネコヤ又
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なんかすごいつめこみすぎじゃ!!

地球時代2020年


気がつけば、建物が崩れ瓦礫の山が積み重なるところにたっていた。あたりには稀に大穴が空いていたり、見覚えのある

看板が落ちていたり。この状況のくせに、サイレンの音や

人だかりの声、血生臭さは無かった。不自然に静かだ。

ふと自分の服を見た。服装はいつもの迷彩と変わって、私服だ。


そこで何があったのか思い出した。




私は、陸上自衛隊員で北朝鮮による核攻撃が開始され、

アメリカと日本は協力的関係になり、ロシアからの攻撃も

始まり。・・・ようは皆が恐れていた第三次世界大戦が

始まったのだった。そこで、日本も戦地に赴くことが決まった。


戦況はそれから酷くなり、女性隊員である私達も戦場に

駆り出された。初陣では運良く生き残った私が所属する

隊だった。そんなある日一度戦況が落ち着き、

女性がいる隊の何名かに離脱許可が下った。私以外の5人は

戦況に残ると言っていた、だが親が心配であったため、

一度帰国したのだがーーーその後が思い出せない。


一度帰国して、何があったのか?ここはどこなんだ?

私はここで何をしている?何があった?


「・・・佳奈美。」


「・・・!里奈さん?!それにみなさんまで・・・。」


「すまない・・・どうやら私たちは力不足だったみたいだ。」


「え・・・それってどういう?それよりみなさんその怪我は?!」


部隊隊長の岡崎誠さんは首まわりの出血がひどい。

副隊長の倉橋薫さんは頭部からの出血、鈴木速波さんは腕がない。

霧島風見さんは足を引きずっている。そして・・・同期の隆島さんは・・・。


「なん・・・で・・・。」


「佳奈美、お前ももう死んでいる・・・。信じられないだろうがここは

死者が一度だけ見える現在の現実の状況だ・・・。」


「う、嘘・・・ですよね?だって・・・私はなんともな・・・っ!!!」


急に体のあちこちが火であぶられたようなあつさを感じた、かと

思えばその痛みは一瞬で消えた。


「・・・お前は一度日本に帰国したが、運悪く核が飛んできたんだ。そしてそれに

巻き込まれてしまった・・・。」


「・・・違う!!そんなはずじゃない!!・・・だって、それだったらお父さんも

お母さんも死んでるはずですよね!?一緒に外を歩いていたんですよ?!」


「・・・お前の両親は、必死なお前の誘導でほかの国民も

安全なところに避難した。お前が死ぬ寸前まで守りぬいたんだ。」


親が無事であることの反面、自分だけ死んでしまったことに何か

変な気持ちを抱いていた。その時世界に亀裂が入り始めた。


「どうやら私たちの部隊もここで解散のようだな、

佳奈美、いいか?来世がどんなとこであろうとも自分の意思はすてるなよ。」


「ちょ、まってください!!!まだ皆さんとやりたいことも―――――」


「また会おうね佳奈美ちゃん。」


「鈴木さ・・・「佳奈美さんならきっといい世界にいけます!」


「・・・―――――――――――!!!」


――最後に自分は何かを光の渦のなかで叫んだ。

だが自分でも何を言っていたか覚えていない、最終的に自分は

黒い世界で目を覚ました。あたりはとても土臭く、その空間は

木のような手触りであった。おそらく自分は今「棺桶」のようなものに

入っているのだろう。手で軽く押してみる、するとそれは浮き上がり、

スキマから光を漏らした。


「やった、釘はついてない!」


謎の感動とともに蓋を押しのけた。一気に光の脈は流れ込み

眼をさしてきた。ゆっくりと目を開け、なじませながら棺桶らしきものから出る。

あたりを見渡すと、ざっくり説明すれば「墓場」だ。けれど無駄に緑が多い。


「あっ、骨になってないよね!?大丈夫だよね!?」


咄嗟に自身の体を触ってみた、体や腕、足を見ても骨は見えていない。

そして次に頭を触ってみると、長い銀髪が顔にかかった。

そして、頭頂部には何やら違和感を感じた。頭にぴこぴこと動くものがあるのだ。

そう、「けも耳」である。となればあれもあるであろうとおしりのあたりをさすってみた。

もちろんありましたとも「尻尾」。この感触は間違いなくリアルである。


つまり、俗にいう「転生」というものをしたのだろう。耳に尻尾という謎の

一度は味わってみたいこれをしっかりと堪能し、背伸びをしてから

体が妙に冷えることに気づき、ようやく自分が裸であることが分かった。


「やばい、えっと・・・どうしようか・・・。」


辺りには残念なことに衣類などという都合のいいものはない。

できるならこのまま外にでることは避けたいのだが―――と思っていた矢先。


「ぬわぁ!?で、でたな魔獣!!!」


と声がした。

どうもネコヤ又です。オリジナル作品を投稿してみました。文才がまったくないので

「ん???」となってしまうかもしれませんが、そこらへんはお許しください。

暖かい目で見てください・・・。


ところでみなさん、戦人が騎士となって異世界転生するのって面白そうじゃないですかね!?

しかも人外ですぞっ・・・。どう生きていくのか気になりますねぇ。(←作者

ではでは次のお話で!

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