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落ちこぼれ営業マン異世界戦記 ~俺は最強騎士となり12歳のロリ女帝や脳筋女騎士や酒乱巨乳奴隷や食いしん坊幼女奴隷に懐かれながら乱世を生き抜くようです~  作者: 羽黒楓
第一部 第五章

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73 ハイキック

 十五歳の少女の、Bカップが(あらわ)になる。

 前からかよ!

 よっしゃ、それならやってやるぜ!

 俺は思い切って、両手を前に突き出し……。

 エステルの胸を(わし)(づか)みにした。

 ヴェルの妹だけあって、きちんと鍛えられた胸筋。

 おっぱいも姉同様、プリプリの()みごこち。


「あうぅぅぅぅぅ~~~~」


 顔を耳まで真っ赤にして(うめ)くエステル、揉む俺。

 三秒だから、一秒一モミとして、三モミくらいでいいだろう。

 モミ。


「あうっ」


 モミ。


「あうううっ」


 モミモミモミッ!


「あ、三秒過ぎてるのにっ」


 そんなこといったって、柔らかい乳房だけじゃなくて、手のひらになにか硬くつぼまったコリっとしたものがあって、気持ち良すぎて手を離したくないんだもん!

 と、次の瞬間、俺の頭がふっとんだ。

 いや、性格にいうと、エステルのハイキックが俺の顎にクリーンヒットしたのだ。

 俺はその場でダウン、エステルは姉のところに逃げるように走っていった。

 いってえ……。

 しっかし、腰にタオルを巻いただけの格好でハイキックとか、あいつもアホだろ。

 おかげで皇帝陛下よりは大人な身体してるところがばっちり目に入っちゃったぜ。

 具体的に言うとちゃんと薄く生えてた。

 ま、当たり前か、十五歳だもんな。

 ヴェルのも前に見た気がするけど、姉妹そろってちゃんとブロンドなんですね。

 それはそれとして、マジで頭がクラクラする……。

 ちょっと座って休憩していると、また誰かが背後からやってきた。


「エージ様……」

「ご主人様……」


 キッサと()(とぎ)三十五番だった。

 ロリ女帝や女騎士姉妹とは違って、もうなんというかIカップ二人がならんでいるからすごいもんだ。

 別の意味で頭がクラクラしてくる。


「おにいちゃんさっきからなにやってたの?」


 そして不思議そうに()いてくる九歳のシュシュも。

 ま、九歳だとな。

 悪いけどあと十年……いや、七、八年後に頼む。

 九歳のシュシュだとまだまだ役不足だ。

 あれ、役者不足だっけ。

 なんでもいいが、あまりにすごいことが起こりすぎて、俺の頭ちょっとおかしくなってるぞ。

 三人とも下半身にタオルを巻いているだけの姿。

 Iカップ二人と幼女の裸。

 なんかもう、さっきから目に見える光景が全部すさまじすぎて俺は気絶しそうだ。


「エージ様、大丈夫ですか?」

「ああ、なんとかな……」

「よかった。それならエージ様、私たちに湯伽(とぎ)させてください。私達ハイラ族には湯伽の習慣がありませんので、うまくできるかわかりませんが……」


 恥ずかしそうにキッサが言った。

 なるほど、キッサたちは俺の奴隷なわけで、俺より身分が下。

 つまり、今度は俺がされる番というわけだ。

 と、今度は夜伽三十五番がそのでかい胸を張って、


「湯伽……私は得意です」


 そのセリフに嫌な予感を覚える。

 なぜなら、三十五番にそういうことをしこんだのは、あのサイコパス変態リューシアなわけで……。


「じゃ、用意しますね……」


 という三十五番をちらっと見ると。

 ほーら見ろ、ほーら見ろ!

 やばいじゃねえか、なんか自分のIカップおっぱいに泡を塗りたくってるぞ!


「では、失礼します、ご主人様……」


 という三十五番に負けじと、


「あ、こうやるんですね、じゃ私も……」


 とキッサも同じようにIカップに泡を塗る。

 シュシュは飽きたのか、


「お風呂はいってくるー」


 と、トテトテと湯船の方に向かう。

 幼女がいなくなってやりたい放題だと思ったのか知らんが、ええ、背中を洗ってもらいましたよ。

 俺の奴隷二人がどうやって俺の背中を洗ったか、なんてわざわざ説明しなくてもわかるよな?

 ぬるんぬるんぷるんぷるんにゅるんにゅるんふわとろで、元いた世界だとこんなの、(係長情報だと)入浴料一万円プラスサービス料くらいかかるような感じでした。

 久しぶりの風呂だったのに、むしろある意味汚れてしまった気すらする。

 ぶっちゃけ、女の子たちも好奇心まんまんでこういうことやってる気がするんだが、俺にしてみれば好奇心を通り越しちゃってるよ!

 俺は実は()(せい)なんかしていなくて、普通に死んで天国で過ごしているだけなんじゃないかとまで思ってしまった。

 さて。

 非常に残念ながら。

 夢の様な入浴タイムはあっという間に過ぎ去る。

 そして、また血なまぐさい戦いの日々が始まるのだった。



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