●登場人物紹介●
要望があったので、ざっくりとした登場人物紹介を。
抜けてるキャラがいたら教えて下さい。
●田中鋭史
本編の主人公。
二十三歳の男。
八王子の安アパートに一人暮らしをして、生命保険会社で働いていた。
外回りの仕事中、コンビニの駐車場で缶コーヒーを飲んでいたところ、不注意運転の自動車に轢かれて死亡。
ミーシアの持つマゼグロンクリスタルの力によって異世界で蘇生、転移した。
能力は攻撃的精神感応。
ほぼ万能に使える能力で、具現化させた法力を敵にふれさせるだけで失神・死亡させることができる。
ほかに敵の攻撃を防いだり、物理的な作用(例・地面に穴を掘る)なども可能。
粘膜直接接触法を行っても副作用が起こらない体質。
現在の官位は第五等準騎士。
●ヴェル・アルゼリオン・レイラ・イアリー
十七歳の少女。
帝国西方に領地を持つイアリー家の現当主。
先代第一等大騎士、マイラ・アルゼリオン・ヴァル・イアリーの長女。
官位は第三等騎士。
金髪碧眼。
アルゼリオンは土地の領有を認められた騎士の称号。
イアリー家のトレードマークである、赤い鎧をいつも着用している。
能力は、雷の神であるプロテシイの加護のもと生まれ、火山の神であるプルカオスと契約し、雷と溶岩を具現化させた能力で闘う。
戦闘能力は高く、帝国最強の騎士とまで呼ばれる。
現皇帝であるミーシアとは、幼なじみで親友である。
イアリー領は人口四十~五十万人。帝国全体の人口が八百万人であることを考えると、帝国随一の封建領主といえる。
●ミーシア・イシリラル・アクティアラ・ターセル
十二歳の少女。
ターセル帝国第十八代皇帝。
イシリラルは初代皇帝の名前にして、皇族を表す称号。
一年前、十一歳のとき、前皇帝である母と、皇太女であった姉を相次いで亡くし、皇帝位を継いだ。
母と姉の死については暗殺説もあるが不明。
能力は、帝位にあるものが代々引き継いできた二つのマゼグロン・クリスタルを用い、法力を蓄え、増幅し、放出させることができる。ただし、それには数人の宮廷法術士の協力が必要である。
ドM。
ヴェルとは幼い頃からの親友である。
●キッサ・スクランティア
十七歳の少女。
白髪で赤い瞳。
ターセル帝国北西にある、獣の民の国、ハイラ族出身。
帝国と獣の民との戦争においてヴェルと戦い、戦争捕虜になった。
実家は裕福な農家と本人は言っている。
処刑されそうになったところをエージのとりなしで命だけは救われた。
法術によって拘束術式がかけられており、エージと三十メートルはなれるか、エージが死ぬと、キッサも死ぬ。
読書が好きで、この世界の仕組みについてさまざまな知識をもっており、この世界についての情報をもっていないエージに助言を与える。
ハイラ族の風習として、魔石を体内にたくわえており、その力で魔獣を意のままにあやつる能力を持つ。
ほかに、遠視・暗視・透視の能力をもっており、エージたちにとって重要な索敵要員をつとめている。
●シュシュ・スクランティア
九歳の少女。
キッサの妹。
銀髪で赤い瞳。
食いしん坊で無邪気な子供である。
キッサと同じく拘束術式をかけられている。
キッサにとって最も愛する人であり、なにかにつけてキッサに心配されている。
●エリン・ルミシリール・ミカ・カーリアイン
二十九歳の女性。
第一等宰相。
ルミシリールは自治権を持つ荘園の所有が認められた上級貴族の称号である。ルミシリールの称号は皇族に連なる者か、譜代の家臣にのみ許される。
カーリアイン家は帝国内でも権勢を誇る貴族家であり、ミーシアの政治的な後ろ盾でもある。
ヘンナマリの反乱によって捕らえられ、拷問の末に殺されたという情報がある。
●ヘンナマリ・アルゼリオン・オリヴィア・アウッティ
第三等騎士。
青い髪の色で、いつもエメラルドグリーンの甲冑をみにつけている。
年齢は二十代半ばの女性。
彼女もまた、ヴェルと同じく封建領主であり、領内に三十万人を超える領民を抱えている。
ヴェルが西の雄ならば、東の雄ともいえる。
リューシアと語らって、魔王軍を帝国内に引き入れ、ミーシアに対して反乱を起こす。
●リューシア・テシラルガン・ ユーソラ・カンナス
第三等将士。
第二軍の将軍。
二十二歳の女性。
テシラルガンは領地・荘園を持たない貴族の称号である。
もともとは庶民の出だったが、難関といわれる士官学校に成績優秀で入学し、以後実戦において数々の武勲をあげてスピード出世した。
その一方、自宅には自分が殺した人間の死体を保管するなど、サイコパスな面もあり、犯罪的なサディストである。
ヴェルとの戦いを求めてヘンナマリの反乱に協力した。
エージとの戦いにおいて破れ、死亡。
●夜伽三十五番
推定十六歳の奴隷。
Iカップの胸の持ち主である。
髪と瞳の色はブラウン。
ショートボブの髪型。
幼いころから奴隷として育てられ、リューシアに買われた。
以後、エージに救出されるまで、法力補充用兼夜伽用の奴隷としてリューシアに仕えてきた。
現在はエージの奴隷となっている。
夜伽三十五番という名前はリューシアに名づけられたものである。
本当は本人はまったく気に入ってないらしいが、それを口に出したことはない。
●ヘルッタ
ヴェルが帝都近くに所有していた秘密の隠れ家、セーフハウスの管理人。
●プネル
山賊の首領。
ガルド族。
騎士の家系の出身だったが、没落して山賊行為で生きながらえてきた。
エージとの戦いで敗れ、騎士の称号アルゼリオンを報奨にすることを条件に、以後エージたち一行に協力する。
●パミーヤ
山賊の副首領。ハイラ族。血はつながっていないが、プネルの血縁である。
法術障壁の能力を持っている。
●人質の娘
首領の聖石母(父親と解するのがわかりやすい)と副首領の実母がダブル不倫の末に産まれた娘。
エージがプネルとパミーヤの臣従を認める代わりに、人質として身柄を拘束した。
現在は解放されている。
●ラータ・テシラルガン・マディリエネ・レンクヴィスト
第二等将士。
帝国第三軍将軍。
二十七歳の女性。
青い髪の長いツインテールにしている。
士官学校卒業後、士官となり、さまざまな軍功をあげたことにより、将軍となった。
先帝であるミーシアの母に可愛がられていたため、先帝とその娘ミーシアに対しては篤い忠誠心をもっている。
巨乳好き、ヘビ料理好き。
●エステル・アルゼリオン・レイラ・イアリー
ヴェルの実の妹。
十五歳。
第四等騎士。
顔はヴェルそっくりだが、胸はヴェルより小さい。
陪臣だが皇帝拝謁権を持つ。
ヴェルが帝都にいるあいだは、彼女が領内の責任者である。
●リンダ・アルゼリオン・グニー・アドルフソン
ミーシア捕縛のため派遣されたヘンナマリ派の騎士。
エージとの戦いに敗れ、気絶した上にエージにキスされて法力を吸い取られた。
●ジュリー・アルゼリオン・ケイビー・ギャルビン
●カロル・アルゼリオン・ミルテ・ヘイジ
●トゥオミ・アルゼリオン・ヴオッコ・イソリンネ
ミーシア捕縛のため派遣されたヘンナマリ派の騎士。
●緑髪の女
ミーシア捕縛のために派遣された、暗黒部隊(暗殺部隊)の一員。
自らの姿を消す能力を持つ。
エージによって殺害され、耳を取られた。




