二話―出逢い―
前話で述べたように、これから三人称で構成されていきます。
桜の木の花が咲き乱れ、これから始まるであろう出会いや期待に心を弾ませ、やる気や意欲、はたまた一抹の不安を誰もが胸に抱く、そんな季節。
一人の少年が春の木漏れ日を背に浴びながら、桜並木の林道沿いを足早に歩いていた。
現在その少年が、何故足早に歩いているかというと、少年は先日、高校の入学式を終えたばかり。そして、本日は晴れて高校一年生一学期の始業式の日なのだ。
しかしながら、元々この少年は極度の人見知りであがり症らしく、入学式を除いて今日が高校初めての登校日ということで、昨夜はなかなか眠りに着くことが出来ずにいた。
やっとのことで眠りに着くことは出来たものの、設定していた目覚ましで起きること叶わず、間に合うか間に合わないかギリギリの時間になって飛び起き、急いで着替えて支度を済まし、そして現在に至っている次第である。
そんなわけで急いでいる少年だが、彼の高校は橘東高校といい、この地区では平均より少しばかし偏差値が高い高校。
しかし、この高校は少年の自宅から僅か徒歩十五分という距離にある。彼は単純に近くの高校に通うことで、通学を楽にしたいがために必死に受験勉強に励んだ。そして、しょうもない理由ながらも見事合格することが出来たのだった。
そんな徒歩十五分の距離にある学校である。急ぎ足だったおかげか、程なくして学校の校門が見えてきた。
学校に近付くなり、周りを見れば知らない人、見たこともない人の山。少年は、思わずその光景に二の足を踏んだ。
しかし、現在HRが始まるまで時間がほとんど残されていない。急がなくては初日から遅刻してしまうと焦りの気持ちが湧き始め、重くなった足をなんとか動かすことが出来た。そのまま人込みを避けつつ、入学式の時に配られたプリントから自分の教室を探しだし、HRの始まるギリギリになってなんとか自分の教室――一年二組に到着することが出来たのだった。
彼のクラスには生徒が四十人いないくらいの人数がおり、HR始まる直前という時間だったためか、彼がドアを開けると一斉にその四十人ほどの視線を一身に浴びてしまい、彼は思わずその場で硬直してしまう。
彼が来た現在の時刻は、普通ならば生徒達は皆登校しており、今ドアを開けるとしたら先生が来たのだと思ったからであろう。
しかし、実際には先生ではなく、一生徒の一人の少年であり、その平凡な顔、このクラスに少年と同じ中学だった人もいないという要素も合わさって、クラスメイト達はすぐ視線を外し、少年が訪れるまで行っていたケータイを弄る者、読書をする者、中学で一緒だった者同士で談笑し合う者に分かれたのだった。
視線が外れたことで少年も硬直から解放され、「ふぅ」と一息吐き、呼吸を整えてから黒板に貼られている紙から自分の名前を懸命に探す。
程なくして、彼の名字が『雨音』であり、その紙には出席番号順で書かれていることもあってか、大した時間も掛からずに自分の名前と席が判明した。
とりあえずクラスが間違っていなかったことに少年は安堵しつつ、自分の名前の書かれている席へと向かった。
彼の席は窓際の前から二番目の席だった。彼が自分の席のある方へと向かうと、どうやら席は男女で隣同士になるようになっているのか、隣の席には読書をしながら座っている女の子がいた。
彼はその女の子を見た瞬間、まるで雷に打たれたような衝撃を受けた。
(なっ、なっ……なんて綺麗な人なんだ……)
その女の子、いやまだ齢十五ながら既に女性と表現してもなんらおかしくない、座って読書をしているただそれだけで、その様はまるでどこかの気品溢れるお嬢様が午後のひとときに読書をしている、そんな雰囲気がその場には形成されていた。
その姿に彼はもちろんのこと、彼が来る以前から周りのクラスメイトの男子達、そればかりか同じ性でもある女子達までもがその美しさに目を奪われていた。
時間にして数秒、しかし彼の体感時間では数時間あまり。まるで時が止まったかのように目を奪われ、何処か違う世界へと旅立っていた。
そんな意識の外から彼を現実に連れ戻すかのようにHRを始める予鈴であろうチャイムが鳴り響いた。そのチャイムを聞き、彼はなんとか意識を現実へと戻すことに成功。頬を軽く叩いてから、そそくさと自分の席のある、美し過ぎる彼女の隣の席へと腰を降ろした。
その瞬間、彼はぞくっと背後から寒気を感じた。周りの男子達から剣呑な視線を感じるような気がしたからだ。
(な、なんなんだ......?)
背後からの剣呑な雰囲気にたじろぎつつ、意識を隣に座る女生徒に移す。
先程見た光景......つまりお嬢様のような女性が隣にいるということ、加えてその女性は本当に自分と同年代なのか、あの美しさは現実のものなのか、その女性が隣の席にいるというの現実なのか、そういった諸々が未だに信じられなかった。
そして、何処かあの毎日見せられ続けている少女の面影に重なって見えた。
少年は、そんな気になる気持ちを抑えきれなかった。
横目でちらちらと、普段ならばもし目が合ってしまったら恥ずかしくて居た堪れなくなってしまうため絶対にやらない、そんなちら見をし始めていた。
近くで見るとより一層わかるその美しさ。髪は艶のある黒髪で、胸の高さくらいまであるロングストレート。雪のように透き通った白い肌を持ち、その横顔を覗けば日本人顔の和風清楚系美人という言葉がとても似合う、そんな女生徒だった。
そんな風に彼は観察、基見惚れていたのだが、彼女は余程本の中の物語に集中しているのだろう、一向に彼のその不躾な視線には全く気付かない。ましてや、時よりその物語の内容が面白かったのだろうか、「ふふっ」と小さく微笑み、その微笑みからは気品溢れる美しさの中に時折垣間見える、年相応のあどけなさの残る可愛いらしさがあり、そのギャップのあるダブルパンチを間近で喰らってしまった彼は、再び、今度は心臓が破裂しそうな衝撃を受けたのだった。
そんな今までの人生で受けたことのない初めての衝撃から立ち直れず、再び固まってしまっていた彼に、漸く気付いた隣の彼女は本から彼の方へと視線を移した。
彼を視界に入れるや否や、一瞬目を大きく見開き、驚きの表情を見せたかと思うと、頬を紅潮させていた彼へと言葉を紡いでいた。
「あっ、あの……わたし、綾瀬紗結です。よ、よろしくお願いします。」
少し焦った様子で言葉を紡いだ彼女は、彼に向かって頭を下した。
その挨拶を真正面から受け止めた彼は、彼女は照れているのかわからないが顔が若干火照ったように赤く、そんな恥じらいから垣間見える可愛らしさ。
何処か癒しの効果がありそうな透き通った優しい声音。
頭を下げた拍子に香った、彼女の髪の毛から漂うシャンプーの残り香やその人特融の匂い。
そんな彼女の全てに魅了され、彼の心臓がドクンっと今にも弾け出そうな程脈打つ。
彼の鼻孔、耳、心臓、脳へとこれでもかという程の衝撃を与えたのだった。
そんなあまりの衝撃の連続に、彼は唖然と硬直してしまっていたが、顔を上げた彼女と再び視線を交わらすと、その完璧過ぎる美貌と相反する可愛さを併せ持つ彼女が今自分の真正面にいる。
そして、その彼女を今の今まで凝視してしまっていたということに今更になって気付き、彼は急に恥ずかしくなり、頭から煙が出てしまうのではないかという程顔を真っ赤にして、思わず顔を机の上に伏してしまった。
(もしかして……これが恋ってやつか……......)
そう、この瞬間に……いや、実はもしかしたら本当は彼女をその目で見たその時から、少年こと雨音翔は、彼女、綾瀬紗結という、既に完成された女性と表現してもなんらおかしくない、そんな少女へと恋に落ちたのだった。
そうして暫く、返事も何もなく俯いてしまった翔を見た紗結は、その対応に一瞬の戸惑い、そしてそのまま酷く落ち込んでしまうのだった。
この状況、他の誰かが見ていたのならば、翔は紗結のあまりの可愛さに恥ずかしくなり、俯いてしまったと解釈できるだろう。
しかし、紗結は昔から周りに「ほんと紗結は天然だね」と言われてしまう程、女が可愛く見せるために作る“偽装天然”ではなく、作られていない“生粋の天然”の持ち主であった。
そんな紗結であるからこそ、自分が学年、いや全校生徒の中でも一、二を争う美しさ、可愛さだということを本人自身は全く気付いておらず、現在この状況、紗結の中では単純に翔に無視をされたのだと勘違いしてしまったのだった。
そうして、一人は傷付き、しかしながら、もしかしたら返事を返してくれるかもという淡い期待を抱きながら彼を見つめ、その彼は今まで経験したこともない程の恥ずかしさから顔を真っ赤にして、瞼をこれでもかという程一心に瞑り、そうして俯いている状況が時間にして数秒、しかし二人からしたら数十分、あるいは数時間に及ぶような体感時間を感じている中。そんな二人の状況を察したのか、はたまた偶然か……確実に偶然だと思われるが、一人の人物がドアを開けて入ってきた。
「お、遅れてごめんなさい。今から始業式を始めるそうですから皆さん廊下に出てくだしゃい」
少し声を上ずりながら、見るからに新人の担任らしき人物が現れ、翔と紗結は合わせたかのように二人して「ふぅ(はぁ)」と溜息を吐き、一人は未だに顔を熱くさせて俯き、一人は明らかにどこか落ち込みながらも、その後お互い顔を見合わせることはなく、担任の指示に従って廊下に並ぶのだった。
◇◇◇
「――皆さん静粛に。始業式を始めます。まずは校長先生のお話です。校長先生お願いします」
「えー、おほん。春の木漏れ日を感じる季節が始まった中、今新たに新しい蕾達が我が校の一員となってくれました。その蕾達――」
全校生徒が体育館へと集まり、二、三年生の中にはだるそうにしているものもいれば、久しぶりに会った友達と和気藹々(わきあいあい)と談笑するもの。また、ほとんどの新入生達は落ち着きがなく、周りをきょろきょろと見渡している、そんな状況の中、粛々と始業式は始まった。
そんな中、翔はというと未だに心此処に在らずの状態で、校長先生の長い長いお話を右から左へと受け流していた。
始業式は全校生徒が集まり、そして生徒達は学年毎、クラス毎に並んでいる。
翔が予想した通り、クラスでの並び順は幸か不幸か出席番号順のため、当然隣には先程目も心も奪われた女性と形容してもいい少女こと綾瀬紗結の姿がある。
ここでも周りから、『うっわ、めっさ綺麗!』『何あの娘、ちょー可愛い!』『やっべー惚れちまった』と男女関係なく数々の好奇の視線を送られている彼女だが、本人はそんな視線には全く気付いておらず、ほとんどの者が聞いていないであろう校長先生の話をしっかりと聞いていたのだった。
しかし、周りの者達はその美しさに目を奪われているだけで誰一人気付いていなかったが、彼女の表情にはいつもとはどこか違う、陰りのようなものが存在していた。
彼女にその表情をさせている原因は、先程の翔の対応が原因であるということは自明の理だった。
そんな紗結の表情には翔は全く気付いておらず、自身の初めての感情に精一杯で、紗結の顔や声、匂いなどを思い出しては顔を真っ赤にし、その初恋の余韻に浸りつつ、粛々と時間は過ぎていったのだった。
◇◇◇
「――以上をもちまして、始業式を終了します。まずは三年生からの退出となりますので、先生の指示に従ってクラスへと戻るようにお願いします」
翔が恋の余韻を噛みしめている間に気付いたら始業式は終わっており、後は教室に戻って帰るのみとなっていた。
(あぁこれで今日はもう彼女とは会えないんだなぁ……)
翔は上の空でそんなことを思いつつ、意識せず視線は紗結のいる方へと移っていた。
偶然か必然か、その時紗結も翔の方を見ていたために、二人は自然と目が合い、翔はまさかの出来事に目を見開いて驚くも、恥ずかしさから直ぐに視線を紗結から逸らした。
それを見た紗結は「はぅ」と溜息を漏らし、一瞬朱色になった表情に再び陰りが生まれ、翔は意図せずにまた紗結を傷付けてしまった、ということには全く気付かなかったのだった。
◇◇◇
「はーい皆さん、それでは今日はこれで解散となりまーす。明日からは普通に授業が始まりますので遅刻しないようにお願いしますねー」
そんな担任の声を翔は未だ上の空で聞き流していた。
もう皆帰宅していいのだが、周りのクラスメイトはというと、三割は直ぐに帰る準備をし、二割は元々友達や仲良くなった友達と談笑し、そして残り半分のクラスメイトはというと、担任の終了の合図を今か今かと、まるで獣が狩りの瞬間を待っているかのように目をギラギラさせ、紗結を見据えていた。そして終了の合図がされた瞬間に行動に移すかと思いきや、やはり紗結があまりにも美し過ぎるためか、その美しさに二の足を踏んでしまい、怯んでしまった自分に喝を入れながらも、諦めずに狙っている者同士で『おっ、お前先行けよ』『いやいや、お前が先行けよ』と目と目で合図を送り合いながら、やはり紗結に声を掛けるのを躊躇していた。
「おい紗結、帰るぞ」
「......あれ? まーくん」
そうして誰も紗結に声を掛けないでいると、開け放されていた前のドアから肩を切りながら堂々と、クラスメイトからの視線を一身に浴びながら、その人物は現れた。
長身でよく鍛えられた肉体。スポーツをやっていると思われる短髪にその顔は目が切り長の鼻筋が通ったハーフ顔で、十人中十人の女子が『イケメンだわ!』と魅了させる、どこかの王子様を彷彿させる、そんなイケメンがそこにいた。
そのイケメンの来場に、クラスのほぼ全ての女子は、
『キャー! イケメーン!!』
『か……かっこいい......』
『雅也様だわー!!』
などと本人を知ってる者も知らない者も皆魅了され、またクラスの男子達も、
『なっ……なんだこのイケメンは……』
『く、くっそー、くそイケメンじゃねぇか!』
『爆ぜろイケメン野郎!!』
と、そんな声が聞こえてきそうな羨望や嫉妬を多分に含む熱い視線を注いでいた。
しかし、その矛先の彼はというと、そんな視線はもう既に慣れたものなのか、全く動じることなく、紗結の方へと歩を進めていた。
(誰なんだんだろうあのかっこいい人?
いや、そんなことよりも今あの人、紗結って言ってたよね……?
それに今聞き間違いじゃなきゃ……
綾瀬さんも『まーくん』って親しげに返してたよなぁ……?
それじゃあ……もしたら……二人って……恋人同士……?
いやいや、まだだ。二人が恋人同士ってまだ決まったわけじゃない。
でも......……)
突然現れた人物に、考えたくもない想像が翔の胸中を駆け巡り、酷く胸が締め付けられるような想いに気付く。
そんな初めて味わう感覚に翔は頭が混乱するも、彼と紗結を交互に見て翔はどこか虚ろな表情を浮かべながら思う。
(......いや......やっぱり......現実を見るべきだよな......
普通に考えて、あんな綺麗な人なんだから......イケメンな彼氏の一人や二人はいても当然だろ......
それに......
もし仮に......あの二人が恋人同士じゃないとしてもだ......
あんなイケメンにどうやったら俺が勝てるんだよ……
俺が叶う要素なんか一ミクロもないじゃないか............)
翔は二人のやりとりを眺めながらも必死にその可能性を否定しようとしていたが、やはり彼は紗結の恋人なのだろう......もし、違うとしても彼のようなイケメンに自分が勝てるような要素は皆無だ......そういった感情が渦巻き、翔は再び胸が締め付けられる。
そうして翔が複雑な表情で彼を見つめていると、彼もその視線に気が付いたのか、ふと紗結の隣の席の翔へと視線を移す。
そして、彼が翔を視線に捉えるや否や、一瞬の驚愕の表情、そして次にはまるで親の仇を見つけたかのような憎々しげな表情を浮かべ、翔を睨んでいたのだった。
彼の凄んだその表情に翔は思わずびくっと身震いしてしまう。
もしかしたら見過ぎてしまっていたために怒らせてしまったのでは......と翔は思い、胸中の想いは一先ず忘れ、小さな声で「すみません。すみません」と、軽く頭を下げて言いながら、そそくさとクラスから逃げ出すように出て行った。
そんな翔の姿に、彼はいらただしげに「ちっ」と、舌打ちをし、紗結は翔に何か言いたかったのか「あっ......」と、残念そうに呟き、二人は翔の後ろ姿を見送るのだった。
翔は足早に廊下を過ぎ、靴箱で上履きから靴に履き替え、少し早歩きになりながら家路へと向かっていた。
しかし、気が付いたら一心不乱に走っていた。
先程出会ったイケメンな彼と、紗結の『まーくん』という言葉が脳裏を過ぎる度、その光景を忘れ去ろうと、知らぬ間に歩が早くなり、走っていた。
(初めてあんなに綺麗な女性に出逢った……
初めてあんな可愛らしい表情をする女性に出逢った……
初めてこんな気持ちになった……
これが恋だと初めて知った……
だけど、その恋は……
自分にとっての初恋は……......
どうやら今日その日の内に終わってしまったんだな……)
そんな感情が胸中を駆け巡り、翔はいてもたってもいられず走っていた。
下校中の生徒や近隣住民の人がそんな翔の姿を見ていたが、翔は気にせず走った。いや、どうやら視界にも入っていなかった。高鳴る気持ちを抑え込もうとひたすらに走っていた。
しかし、そんな時間もあっという間に終わっていた。なにせ、学校と翔の家からは徒歩十五分の距離。そりゃ分け目も振らず走れば十分も掛からず到着してしまう。
翔は家に到着するなり息も絶え絶えに、このどうしようもないやるせない気持ちを抱えつつ、全身から吹き出す汗もそのままに、自室のベッドに横たわってふて寝するのだった。
◇◇◇
次の日も、またその次の日も、翔の見る景色にはまるで色が抜け落ちてしまったかのようにモノクロな世界が広がっていた。
高校生活が始まったばかりだというのに、新しい友達を作るわけでもなく、部活に入るわけでもなく、授業中は全く筆が走らず、食事中は食事が喉に通らず、翔は心此処に在らずの状態のまま日々は過ぎて行った。
翔がそんな状態で一週間程が過ぎ去った頃、クラスの中では疎らながらもいろいろとグループが出来始めていた。
最たるのは“紗結の取り巻きグループ”だろう。
紗結のあの美貌だ。たくさん周りには取り巻きが出来ていたのだ。
そして、そのグループから、腑抜けになってしまった翔の心を呼び覚ます、そんな気になる話題が彼の耳に舞い込んできたのだった。
そして、彼と彼女の新しい一頁が今始まろうとしていた。
ヒロイン登場ですね。
そして直ぐにライバル登場。
......あれ?
......何これ?
......無理ゲー?
......なわけがないですよね。
......ですよね?