ルビー色のギフト
掲載日:2025/12/28
ルビーを見つめた僕の愛しい人の瞳
私は死んだ人が好きなの。
だって私に対して何も言ってこないから。
想いを伝えても私は傷つかない。
生きている人に想いを伝えたらきっと私は傷つく。
だから、私は人を好きになったら土の中に入れる
冷たくて、固くて、汚い。
でも、私だけのもの。
蛆虫や蝿に嫉妬しちゃうくらい好きなの。
血液やリンパ液やら、何だか分からない液まで愛してるの。
犯人はそう言いながら僕を埋めた。
では僕が居なくなった後の君は?
僕を忘れて新しい人を見つけて、また埋めるのか。
そんなこと、許せない。
僕だけを愛せ。僕に一生囚われろ。僕と一緒に死んでくれ。
君はきっと自分の方が僕よりも愛が深いと思っているんだろう。でも、それは違うよ。
僕は君が大好きだから殺されてあげたんだよ。
でも、君が家に帰ったらきっと僕を殺したことを後悔するだろうね。
だって、君の家には僕の愛が届いているはずだから
これから10年間、毎日僕からの愛が少しずつ届くからね。真っ赤な、君が好きなルビーのような色の。
絶対に忘れさせてあげないよ。どんどん真っ黒になる僕を見てほしい。君にしかあげないよ。
見てくれてありがとうございます。




