表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
OWPS 番外編   神々の楽器物語 〜始まりと終わりのハーモニー〜  作者: 大皇内 成美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/12

第5話:楽器の秘密をさぐれ!

前書き:楽器の秘密をさぐれ

工房の扉が静かに開くと、ネジと音色の匂いが混ざり合う。

この話は、ちえが知を手に、楽器の〈しくみ〉と〈可能性〉を直接学び取る日常の冒険譚だ。図書館で集めた「詩的文脈知」を胸に、ちえは工房へ向かい、ボタンの数や電気信号の流れ、鍵盤の重さまでも問い直す。学んだことを相棒に返すとき、ELB-02は音色を広げ、姿を変える。進化は一夜で起きるわけではないが、好奇心と実践が重なれば、楽器は必ず答える。

第5話は、好奇心が道具を育て、技術が感情を深める瞬間を描く。陽気なジングルの後に広がるのは、メカニカルで温かい音世界だ。さあ、ちえとELS-02の秘密探索が始まる。


(陽気なテーマ曲のジングル)


ナレーション(神様A):

「はーい、みんな! 前回、ちえちゃんは『詩的文脈知』っていう、音に物語を見つける知恵を手に入れたね!」


ナレーション(神様B):

「神々の図書館を全部読破する勢いで、知識を吸収しまくってたぞ!」


ナレーション(神様A):

「今日は、その知識をどうやって使うのかな? そして、相棒のゼロツーも進化するかも!?」


ナレーション(神様B):

「見逃せない展開だ! それじゃ、第5話、はじまり、はじまり〜!」


(タイトルコール:第5話:楽器の秘密をさぐれ!)


(少しメカニカルで探究心をくすぐるようなBGM)


ナレーション(神様A):

「ちえちゃん、今度はどこに行ってるんだ?」

ちえは今、神々の世界の「工房こうぼう」にいた。そこは、楽器を作る神様たちが、日夜新しい音色や仕組みを研究している場所だ。


ナレーション(神様B):

「図書館の次は工房か! ちえちゃん、行動的だぞ!」

ちえは、工房の神様たちに頭を下げて、楽器の仕組みについて尋ねて回った。

ちえ:

「あの、エレクトーンって、どうやって音を出してるんですか?」

「ペダルを踏むと、どうして音が変わるんですか?」

工房の神様たちは、最初こそ驚いていたが、ちえの真剣な眼差しに心を動かされ、丁寧に教えてくれた。ちえはここでも「収束」の力を発動させる。彼女は、楽器の物理的な構造と、過去の偉大な神々が残した演奏の記録を組み合わせ始めた。


ちえ:

「鍵盤の重さ、スピーカーの位置、電気信号の流れ…」


ナエーション(神様A):

「楽器の仕組みまで勉強してる!すごい!」


ナレーション(神様B):

「道具(楽器)の限界を知ることで、それを乗り越えるための技術を学んでるんだね!これが『技巧志向意志ギコウ・シコウ・イシ』さ!演奏技術への飽くなき探求心だ!」


(※画面隅に「コア専用特記:技巧志向意志」の小さなアイコン表示)


ちえは、吸収した知識を、相棒の「ELB-02」にフィードバックする。


ちえ:

「ゼロツー、もっとこういう音の響き方はできない?このボタン、こういう風に使ったらどうかな?」

『キュイーン…!すごいよ、ちえ!僕の可能性が広がっていく…!』

ELB-02は、ちえの知識と意志に応えるように、内部構造を自ら組み替え始めた。外装が剥がれ、内部から銀色の新たな筐体が現れる。鍵盤が増え、操作パネルが大きくなる。


ナレーション(神様A):

「あーっ!ゼロツーの体が光ってる!」


ナレーション(神様B):

「進化したぞ!あれは『ELS-02(スタンダードモデル)』だ!」


目の前には、タッチパネル式の大きなディスプレイを備えた、真新しいエレクトーンがあった。機能は格段に増え、音色もELB-02とは比べ物にならないほど豊かになっていた。


ELS-02(少し大人びた、はっきりした声):

「ちえ。私はもう『ゼロツー』じゃない。『ELS-02』だ。君の探求心に応える準備はできているよ」


ちえ:

「ELS-02…!すごい!ありがとう!」


ちえは、早速新しい相棒の前に座り、吸収したばかりの「技巧志向意志」で音を奏でた。指の運びはより滑らかに、ペダルの使い方も複雑になった。


その音は、もはや「子ども向け」ではなかった。プロの演奏家のような響きを持ちながらも、音には「詩的文脈知」によって得たちえの感情がしっかりと乗っていた。


ナレーション(神様A):

「すごい演奏だ!まるでちえちゃんがオーケストラの指揮者みたい!」


ナレーション(神様B):

「楽器の機能を極限まで理解したからこそできる技だね!ちえちゃん、また一つレベルアップだ!」


いずみのピアノが「完成された絶対的な音」を目指すなら、ちえのエレクトーンは「進化し続ける表現力」を手に入れた。二人の女神の道は、ますます明確になっていく。


(進化したエレクトーンの豊かな音色が響き渡り、次への期待を高めるBGMでフェードアウト)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ