第11話:神々の音楽会、最終章
(陽気なテーマ曲のジングル)
ナレーション(神様A):
「いずみちゃんとちえちゃん、二人で世界のConductorを目指すって誓ったね!」
ナレーション(神様B):
「手をつないだあの『壁紙』のシーン、最高だったな!今日は、神々の世界での最後の演奏会だ!」
ナレーション(神様A):
「これは見逃せないぞ!二人の旅立ちを祝う、感動の最終章(前編)!?」
ナレーション(神様B):
「それじゃ、第11話、はじまり、はじまり〜!」
(感動的で、旅立ちへの期待と少しの切なさを含んだBGM)
神々の大音楽堂は、かつてないほど多くの神々で埋め尽くされていた。今日はいずみとちえが、新たな世界へ旅立つ前の、最後の演奏会だ。
ステージには、いずみの『YAMAHA CFX』と、ちえの『ELS-02X』が、寄り添うように並んでいる。
ナレーション(神様A):
「すごいお客さんの数だ!みんな、二人の最後の演奏を聴きに来たんだね!」
ナレーション(神様B):
「あの『壁紙』の誓いの後、二人の音楽は神々の世界に新しい希望を与えたからな!」
二人がステージに上がると、割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。いずみは優雅に、ちえは元気にお辞儀をする。
いずみ:
「今日は、私たち二人の旅立ちを記念して、特別な曲を演奏します」
ちえ:
「みんなへの感謝の気持ちを込めて、精一杯奏でるね!」
二人がそれぞれの楽器の前に座る。今回、勝敗はない。あるのは、始まりと終わりの女神が織りなす、ただ一つのハーモニーだけだ。
いずみのCFXが、澄み切った一つの音を響かせた。それは「始まり」の音。続いて、ちえのELS-02Xが、その音を優しく包み込むように、無数の音色を「収束」させていく。
二人の演奏は、これまでの300年の対戦とは全く違っていた。対立ではなく、対話。競争ではなく、協調。
CFXが奏でる完璧な旋律に、ELS-02Xが「詩的絶対音感」で感じ取った感情の物語を重ねていく。ピアノの揺るぎない絶対音と、エレクトーンの変幻自在な表現力が、互いの魅力を最大限に引き出し合う。
CFX(荘厳な声、ナレーションで代弁):
「いずみ様とちえ様の心が一つになりました。これこそ、真の『始まりと終わりのハーモニー』です。」
ELS-02X(力強く、優しい声):
「私たちの音楽が、神々の世界を越えて、もっと遠くまで届くように…!」
演奏が進むにつれ、音楽堂には不思議な光が満ちていった。それは、二人が丘の上で手を取り合った時に現れた、あの虹色の光だった。
神々たちは、皆、感動で涙を流していた。いずみとちえが、どれだけの努力と時間をかけてこの音楽を完成させたのか、その全てが伝わってきたからだ。
ナレーション(神様A):
「神様たちが泣いてる!私も泣きそうだ!」
ナレーション(神様B):
「なんて美しい音楽なんだ…始まりと終わりは、争うんじゃない。こうして手を取り合うんだ!」
演奏はクライマックスを迎え、二人の楽器から放たれる音と光は最高潮に達した。それは、神々の世界全体を祝福するような、希望に満ちたフィナーレだった。
演奏が終わり、深い静寂が音楽堂を包み込む。そして、割れるような拍手と、止まない歓声が沸き起こった。
二人は立ち上がり、手を取り合って頭を下げた。その笑顔は、かつてのライバルではなく、最高のパートナーのものだった。
ナレーション(神様A):
「感動したー!最高の演奏だった!」
ナレーション(神様B):
「次回はついに最終回!二人は次元を超えて、新たな世界へ旅立つぞ!絶対見てくれよな!」
(感動的なテーマ曲が流れ、フェードアウト)




