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現代 武装警察



俺は青木に連れられて警察署に連行された。


取調室に連れていかれ、今回のことの経緯を説明。



あちら側もことの経緯は大体把握していたらしくそこまで長時間拘束はされなかった。



「ほんと災難だったねー。でも生きて帰れたことはとても幸運だったよ!正直言ってレベル1で彼らに囲まれたら生きて帰るなんて無理だからね」



「青木さんが来なかったら間違いなく、俺はあのまま死んでましたよ。ありがとうございました」


俺は頭をさげる。


「それは確かにね。でも私があの場に間に合ったのはナカノ君があの三人を相手にして粘っていたっていうのもあるからね。すごいと思うよ。」


なんかやたら褒めてくる。


なにか思惑があるのだろうか。


「ありがとうございます」



「君の能力は対象の物体や人体の移動を反転させる能力と認識しているんだけど間違いはないかな?」


監視カメラでもあったのか俺の能力はもう気づかれているようだ。


「ええ。まだ自分でも能力に関しては把握しきれていないところはありますが概ねそんな感じだと思います」



「なるほど...もしナカノ君さえ良ければだけど、その力をここで活かすのはどうだろうか?」


青木が思いもよらぬ提案をしてきた。



「え?俺のレベルは6で警察組織なんてとてもやっていけるとは思わないんですが」


あのチンピラの高橋でさえLV13だったのだ今の俺が警察として働くなんて死のリスクが高まりそうな気がする。


だけど俺の適正ジョブはSATこれはチャンスだ。


「確かに今のままの君なら、難しいだろう。私たち武装警察という組織は能力者の犯罪や滅多にはないが他世界の者と戦うこともある危険な仕事だからな。適正LV40以上が推奨されている。だがしかし君の能力は希少、そして戦闘センスもあると私は見た。君にやる気があるなら私が稽古をつけてあげよう」


俺にビッグウェーブがきている。


この波に乗らない手はない。


「お願いします!!」


「ふふ!よし決まりだ。これから時間がある時は私が君に稽古をつけよう。ただ武装警察になるのは試験がある、いくら君でも試験免除はできないからそこのところは分かっておくように」


「わかりました!よろしくお願いします!」


「ちなみに試験は一か月後で筆記と実技両方あるからスパルタでやらせてもらうからねー」


青木はニヤッと不敵な笑みを浮かべていた。



そこから俺は地獄の一か月が始まったのだった。



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