表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/42

未来 隻眼の女帝


マンホールの奥は広い空間が広がっていた。


秘密基地のようだ。




俺は青年に付いていく。


一体此処はどこなんだろうか。



何人かすれ違い皆俺を見る。


だが視線は顔ではなく俺の痣を見ている気がする。



やがて足が止まり目の前にはドア。


青年がドアをノックして開ける。


「こちらへどうぞ」


俺を部屋の奥に案内して青年は立ち去った。


部屋には片目を眼帯で隠した赤髪の女が座っていた。


女は煙管を吸いながら俺を見ている。



「あんたが噂の救世主って奴か。聖痕もあるし間違いないね。あたしの名前はグレン。ここを取り仕切っている。」


「この聖痕が救世主の証なのか?」


「いいや聖痕は救世主の証ではなく神の加護を得た者の証だ。そして今のこの世界において言えば聖痕は忌むべき証となっている。聖痕を持つも者は問答無用で処刑の対象となる」


「え、それは何でですか?!神の加護といってもただの痣ではないんですか?」



「この世界で聖痕を持っていたのは当時教会に所属していた、元英雄達4人だけだ。つまり聖痕は英雄の証。帝国からすれば教会側の象徴になりかねない聖痕持ちは殺しておきたいのさ」


ニヤリと笑いながら言う。


「俺この世界のマリアさん達の英雄の話を知らないんですけど、教えてもらえないでしょうか」



「知らない奴なんていたんだな...まあいいだろう。この世界の誰もが知っている話さ」



グレンは語り始めた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ