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マイグローストーリー〜無能少年が英雄になるまでの物語〜  作者: カイザ
一章 二部 学院生活
14/16

チート部員

二人は外出活動部の部室にたどり着き、未来は少し緊張をしながらドアを開ける。


「ん?おっ!この前の二年じゃん!先生、入部者ですよね!?」


「あぁ、これで3人目だ!」


「今年は人が多いね〜」


外出活動部の部員達は二人を歓迎し、赤髪の生徒が「さっ!さっ!入ってー!」と手招きをする。


(もう1人いるのか。一年生か、俺達、転入生組か?)


後1人は誰なのか気になりながらも未来とティアラは赤髪の生徒の言われるがまま、部室に入り、空いているソファーに座る。


「先生、もう1人の生徒は?」


「もう時期来るさ。」


エレノア先生の言葉通り、ドアが開ける音が聞こえ、未来とティアラは音の方へと体を向ける。


「あっ、ガルガ君。」


ティアラは呟くとドアから現れた少年改めガルガは「あぁ"?」と唸りながらティアラと未来を見つめる。


「誰だ?おめーら?」


「ガルガ、お前と同じクラスメイトのミライとティアラだ。同じクラスだし、見たことはあるだろ?」


「知らねーよ。」


ガルガはクラスでも一人いる事が多い。他者がガルガと関わろうとしたが、ガルガはそれを拒み、今は誰も近づかない。一匹狼になったのだ。


「全員揃った所だし、改めて自己紹介をしようか。私はリリー・フェリエス。高等部の二年だ。よろしく。」


長い蒼髪のリリー・フェリエスは、未来は(この人生徒会に入ってそう)と思いながら凛々しい顔を見る。


「次は俺だ!エイジ・グリード!高等部の一年!!よろしく!」


やたらと元気がいい赤髪のエイジ・グリードは「はっはっはー!!」と声を上げながら笑いながら親指を上げる。


(熱血系だなー。)


「私は高等部一年のセレナ・ヴィルエルだよ〜。よろしく〜」


おっとりとした口調で喋っている青竹色の髪をしたセレナ・ヴィルエルはにっこりと微笑む。


「俺は高等部二年のレクサス・レクトだ。この部活の部長をやっている。よろしく。」


「俺の名前は吉沢未来。中等部の二年ですよろしくお願いします。」


「私はティアラ・ハーツです!ミライと同じ中等部二年です。よろしくお願いします!」


「……ガルガ・レイン」


「よし、全員自己紹介終わったみたいだし、早速今日の部活動を始めるか。」


エレノア先生はそう言うと、ポケットから折りたたんでいた紙を取り出す。


「今日のクエストはオーガ四体の討伐。ちょうどいい新入部員にお前たちの実力を見せてやれ。」


「おし!!早速行きましょうよ!!」


「あぁ、行こうか。」





***

町から少し離れた森林に外出活動部は来ていた。


オーガの群れがここを住処とした事で、この森林から採れる珍しいキノコが採れないらしい。


(オーガって、俺じゃ手も足も出なかった奴だ。いくら先輩達でも勝てないじゃあ……) 


未来はそんな事を考えていたが、それもすぐに間違いだと知る事になる。


「あそこだ。みんな、剣を抜け。」


レクサスが指を指す方には湖にオーガが入り、魚を取っていた。


「お前達、せっかくだからスキルを見せてやったらどうだ。」


「そうですね。スキルを見せるいい機会ですし。」


レイピアを抜いたリリーは湖へ向かっていく。


「先輩!そのままいくと落ちますよ!?」


ティアラは心配そうな声で叫ぶが、エイジがティアラの肩に手を置く。


「大丈夫。先輩をよく見てて。」


リリーは湖へ一歩踏み込むと辺りが凍りつき、足場が出来る。


リリーが進む事に辺りは凍りつき、ついにはオーガのもとへたどり着く。


「俺達も行こうぜ!!」


エイジはそう言うとリリーが作った氷の足場を使いオーガのもとへ向かいセレナ、レクサスがエイジの後を追う。


「はぁ!」


リリーはレイピアを一匹のオーガに突き刺す。


「……凄い。」


ティアラは自然と言葉をもらす。ティアラの目に映ったのは突き刺したレイピアからいっきにオーガの体を氷で包み込んでいたのだ。


「おっしゃ!!」


エイジは剣を凍りついたオーガに振り下ろす。

オーガは粉々に砕け、氷の足場に落ちていく。


エイジは剣に炎を纏わせ、もう一匹のオーガに剣を振りかざし、その後になぎ払う。


斬られたオーガは燃えながら倒れる。


「セレナ、頼む。」

「わかりました〜」


レクサスはセレナに何か頼むと、セレナは手から水の球体を作り出し、一匹のオーガにぶつける。


ぶつかったオーガは水の中に囚われ、行動不能になる。


「お前達、これがスキルを使った戦い方だ。そして最後、あいつをよく見ておけ。学園内最強の実力だ。」


もう一匹のオーガにレクサスはゆっくりと近づく。

今のレクサスは隙だらけなのだが、オーガはゆっくりとレクサスのもとに近づき、レクサスが通り過ぎた後、ようやく、攻撃をする。


「なんだ……オーガの動きがおかしい…。」


「あれが時間潰し(タイムブレイク)だ。相手の感覚を遅らせ、動きを遅くする。そしてあれが……」


レクサスは剣を構えた瞬間、オーガ体はバラバラに斬り刻まれていく。


弱点把握(ヒットマン)だ。」


そしてレクサスは残ったオーガを弱点把握を使いバラバラにしていく。


(凄いんだけど、グロいな……)


先輩達は剣をしまい、オーガの体の一部を瓶に詰めていく。


「お前達もスキルを習得すればいずれこのような戦いが出来る。楽しみしておけ。」


そして今日の外出活動部の活動は終了した。


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