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普通男の異常な日常  作者: 極楽鼠
5/9

round1数学教師 富澤滉一 後編

前回からの続きです。

※この物語に登場する。人物、すべて関係ございませんご了承ください

ナイス!北山!クラス全員の男子は、思っただろう。高校、クラスの女子と付き合うというのは、男子すべての夢であり目標でもある。

滉一は相当ダメージを食らっただろう。

まさか、女子からこんな言葉を言われるなんて、思ってもいなかっただろう。

毎日毎日、女子から目をハートにし滉一の方へ来るのを思っていたのだろう。非常に感謝する。北山寿奈よ。

周りの女子は、北山の方を睨む人が多数、中には舌打ちを知る奴もいた。


「はいっ、まずは教科書6ページをみてください」


顔色が悪いまま、普通に授業を行い始めた。みんなも普通に授業をし始め、

そして、終始顔色悪いまま授業も終わり、なんだか、面白くてずっと吹き出しそうで、ずっとこらえていて、隣の女子に気持ち悪そうな顔してるのも気がつくわけもなく、ずっとこらえていた。


「なんだか、あの先生嫌いだわ〜」


授業前に友達?になったばかりの鈴木健が話しかけてきた。やはり、一緒の思いだった。だけど、ずっと俺の足を踏むのはやめてくれ。


「俺も一緒、あの先生はナルシストだから仕方がない」

「だよね、あの人絶対ナルシストだよねぇ」


ピンポーンパンポーン

「高橋翔飛くん今すぐ、体育館に来なさい」


滉一の声だった。いやの予感しかしない。怒り気味な声で、なぜか息使いも荒かった。


「とりあえず行ってみたら?」


足を踏まれながら、そう言われ行く事にした。


「うん、いい加減足を踏むのやめてくれる?」

「ん?嫌だ!」


流石、ドsの健くんよ、結局無理やり足を離し体育館へ向かった。



すると体育館の真ん中には、明らかに滉一の姿が見えた。俺に背を向けて、多分腕を組んでいるのだろう。


「滉一先生ですよね?何の用でしょうか?」

「ハハハ君は、俺に挑戦状を他人を使って、送りつけてきたよね?わかってるか?」


質問を質問で返してきた。滉一の方が年上だから、まずは俺が質問に答えるべきなのか。


「わかってませんし、挑戦状なんて、そんな事すると思います?」


俺は質問に答えながら、また質問をした。しかし、なぜ滉一はこっちの方を向かないんだ?


「嘘をつくんじゃない!」


滉一が急に大声を出し少しビクッとしてしまった。


「お前が、北山に合図を送り、あの言葉を言えとしたのを俺は見たんだぞ!」


見間違いだ。ナルシスト過ぎて、頭がいかれたんじゃないか?こいつ


「そんな事してません!北山が自分の意思でやったんです」

「な訳がないんだよぉぉぉ‼︎‼︎」


雄叫びをあげながら、こっちへ向かってきた。しかも、20cmの包丁を持ってきた。こんな事があるか?教師が生徒に包丁を向け、こっちへ向かってくる事が、


「あぶねっ!」


間一髪横に逃げた。もう少し逃げるのが、遅れてたら、腹を一突きだったろう。


「お前が、罪を認めるまで俺はお前を殺しにかかるゾォぉぉぉ高橋ぃぃぃぃ」


本当に頭イっちゃってしまっている。目もイッテいた。2時間目の授業のチャイムも鳴り、これで終わるかと思ったが、終わらない。これ今、避けながら、思ってますから。誰でもいいから、ここへ来て欲しい!


「先生はなんで、そんなに怒ってるんですかぁ?あぶねっ!」

「俺は25年間、女子にモテモテで女子に嫌われた事もないし、暴言を言われた事もない、だけど今日あいつに言われたのが、人生で初めての暴言なんだ」


若干涙目になりながらも、俺を殺そうとしてるのは続いていた


「だったら、俺じゃなくて、北山を殺せばいいじゃないですかっ!」

「無理なんだ。女を殺すのはできない。今まで何百もの女性を愛してきたから、殺そうにも殺せないんだ。だから、1番最初に会ったお前を殺す殺す事にしたんだよぉぉぉ」


いやいや(笑)理不尽すぎでしょこんな状況なのに少し笑ってしまった。そんな時、2階から声がした。


「さっきから、聞いてりゃ、どんだけ気持ちわりィんだよ。ゲボが出そうだぜマジで!」


太陽の光で顔はよくわからなかったが、男が飛び降り、ライダーキック並みの勢いで、滉一を蹴った。 滉一は当然のことにKO気絶した。綺麗に着地した男を見たら、鈴木健だった。


「大丈夫?翔飛?怪我は無さそうだけど、俺実は総合格闘技やってるんだ。へへへ」


へへへじゃねぇよ凄すぎだろお前、思わず腰が抜け倒れてしまった。気がついたら、滉一が警察に連れて行かれるのが見えた。そばには、健もいて、周りには生徒が大勢いた。

「やっと目が覚めたんだね、ちょっと、色々聞きたい事があるから事情聴取していい?」

「あ、いいですよ」

「もう大丈夫だからね」

「あ、君もね」

俺と健は、体育館を出ると盛大な歓声を浴びた。でも、それの殆どが健への事だった。

「健、流石よくやったゾォ!」

「もっとやってやった方が良かったんじゃないか?(笑)」

被害者は俺だって、色々みんなの方を見てたら、北山がいて、口の形を見て多分ありがとうと言ったんだろう。なんか、涙が出てきた。そして、パトカーに乗り、警察署で今まであった事と健が滉一がぶっ倒した事を話した。あと北山の事も話した。滉一...容疑者でいいの方がいいのかな?滉一容疑者は、事件を認め実刑判決を受けた。そして、俺は少しの間人気者になったわけでもなく、健の方が人気者になった。


俺が被害者だっつうの!!



色々、ネタを掘り出してできた力作です。結構な自信作なんですけどねぇ

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