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トナカイの妖精    作者: 弐屋 丑二


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28/41

第十五話<●><●>

「で、で」

「なんだよ」

「初詣の思い出話してたじゃないー☆」

ノーナリ……じゃなかったノーナが続きをせがむ。

とはいえまだ三月なので思い出と言うほど遠くもない気がする。

「また今度、続き話すわ」

俺は正月明けにふと思い立ち、半年振りに体重にのったら

十キロ以上太っていたことが発覚して、

ダイエットの日々である。とりあえず7キロやせた。

あ!そういえばお前ら!

糖質制限ダイエットだけはやめとけ。

糖質を抑えるならまだいいが、糖質ゼロで痩せるのはまじでやめろ。

心筋減る→心臓発作のコンボくるぞ。

一応言ったからな。糖質ゼロでやってるやつは今すぐ止めろ。

糖質もとらないとやばいぞ。

ダイエットならレコーディングダイエットとかのがお勧めだ。

「嫌いな人にすすめたらだめだよー☆弱らせちゃうよー☆」

「思考を読むな」

俺は手元にあるマンガをベッドに投げつけるが

ノーナはそれを左手でキャッチして脇に置く。ぐぬぬ。

「ってかお前最近、機嫌いいけど何でだ?」

そうなのである。今年に入ってからノーナが異様に大人しい。

「別の星を侵りゃk……いや平和にしようと頑張ってるの☆」

「ふーん」

百パーウソで間違いなく、何らかの悪事を働いているはずだが、

関わってまたどっかの星に連れて行かれるのは嫌なので

俺はこいつの悪事が尻尾を出すまではスルーすることにした。

俺の後ろでワンワンオは相変わらず、ドラファ7を熱心にやっている。

俺は最近、ウンコマンの続きを書くのに忙しいのでインしていないが

そろそろ血便に続く、新しいクソボスが実装されるらしい。

さすがにドラファ7のクソ運営も悪霊(ワンワンオ)

廃プレイヤーの一人とは気付くまい。

呪われろとまではいわないが、ちょっとくらい霊障が起こって

ビビッてくれると幸いである。

「あ!おっさん誰かを今呪ったでしょ!!」

「てつだおっか☆」

ベッドからノーナが飛び起きてきて、輝く眼で俺を見る。

「あぶな。今のなしなし」

両手を身体の前で振って拒否する俺に、膨れっ面でノーナは

再びベッドにねっころがる。

「つーかさー」

「なになに」

「何か面白いこと無いの?」

そうなのだ。最近生活が安定しすぎていて刺激がほしいのだ。

ウンコマンの続きを書いて、運動して寝るだけである。

たまに賀寿明と飲んだり、バンドの練習くらいはするが

やはり将来の大作家を目指す身としては、こう何か素晴らしい体験をしたい。

横目でそれを聞いたノーナが指をパチッと鳴らす。


気付いたら俺は泡の溢れる大きなお風呂で

犬や猫の顔のついた獣人や耳の尖ったボインのおねぇーちゃんたちに囲まれていた。

俺も含めて全員全裸である。

とっさに天井を見ると丸い穴が空いていて、そこからノーナがニヤニヤ笑って眺めている。

「はよもどs……ゴホゴボゴボ」

キャーキャー言うおねぇちゃんたちから風呂に沈められて

俺は意識を失った。



気付くと自室のベッドの上だった。服もそのままで身体も濡れていない。

隣ではノーナがニヤニヤしている。

「どう?よかった?」

「……あれは何だ……」

「今侵りゃk……平和活動している星の王族用の娼館ね」

「地球でも風俗なんていったことない俺をそんなところに

 いきなりぶち込むな……」

「楽しいわよー。おっさんも来ない?リアル無双できるわよ☆」

こいつのことだ。

またわけの分からん虐殺が虐殺を生む地獄を作り出そうとしてる可能性が高い。

「住民の方々にご迷惑はほんとにかけてないんだろうな……?」

「かけてないーかけてないよー☆」

キラキラした笑顔でノーナは俺にそう誓う。

「信じるぞ」

さすがに二度も地獄を造りだそうとするつもりはないだろうし、

ダイエットとウンコマン制作をしなければならない俺は

クソオンゲーや悪魔にかまっているヒマはないのだ。


あ、そうだ。お前ら。

ウンコマンの新章の話を聞かないか?

ん?何々?是非聞きたい?

しょうがないなあ。

ちょっとだけだぞ。


今度のウンコマンは幼稚園が舞台だ。

元アナルマンであるウンコマンシスターサーティーンが

国の資金援助で、幼児のころから英才教育をする幼稚園を作ったんだが

そこで英才教育を受けている園児たちが、

ガイア思想に目覚めていき、「ガイアの中あったかいなりぃ」と

掘削機とドリルで地球深くまで穴を掘ったら

そこには昆虫人類ヌアンナキたちが棲んでいる世界があった。

つまり地球は空洞だったんだよ!!(M○R風

それを閉じ込められた虚数空間から見ていたウンコマンは

またち○こが立っ……


スパパーン!!


「落ち着いてちん○から離れようか」

「ヴァウ(下ネタはほどほどに)」


巨大なハリセンで俺をしばいた

一人と一匹はまた静かに元の場所へと戻っていった。

おかしいな……俺は真面目なんだが、

障子をち○こで突き破る小説を書いた元都知事もいるんですよ!!

ち○ことウンコは創作の基礎ですよ!!

そう脳内で叫んだ俺は、恐る恐るノーナたちを振り返るが

<●><●> <●><●>

という視線と目が合ってしまい、顔を伏せる。……こ、怖い。


まぁ……まぁ、未来の大作家たるものこのくらいでは挫けないのだ。


続きを説明するぞ。

とりあえず、再び性欲を刺激されたウンコマンは

脱出できない虚数空間の中で「俺はロリなのか……それともショタなのか」

と思い悩むことになる。

そのウンコマンの雑念と煩悩が生んだ怪物が

【懊悩聖人ジカク】である。

地球のあらゆるデスクワークをする人たちの尻に溜まった怨念を

ジカクは吸い上げて大きくなっていった。

彼は日本のあらゆる肛門科を破壊しながら、

ウンコマンシスターサーティーンの居る幼稚園へと進んでいく。

そして、地底人ヌアンナキからすっかり洗脳された園児たちが

そこへ帰って来て、三者それぞれの思惑をもって激突が始まる。


という話だ。どうだ!自信作だぞ。もちろんまだまだ続くよ!


気分がよくなった俺はもう一度後ろを振り返ると

<●><●> <●><●>

という目がまた二つ並んでいた。

……

ハリセンを大きく振り上げた態勢で……

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