表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

藍色の鏡

作者: ぐろーりあ

真っ暗な藍色の中

混ざり合って

溶け合って

消えてしまいたい

何もない場所へ

足を運んで

いつしか

居場所すら

わからなくなって

記憶も全部


僕が

『僕』

そう呼ぶ人は誰だ

僕が

『君』

そう呼ぶ人は誰だ

混じり合って

ヒトツになって

『僕』や『君』は

光を跳ね返す板の

曖昧な境界線でいい


壊れてしまった

気付けなかった

理解できなかった

愛されたかった

愛したかった


自分より

誰かを

愛せる日を

待っていた


マジックミラー越し

笑ってたんだろ

笑ってるんだろ

笑い続けろよ 

欺けよ

気付かずにいるから


写された世界が

居場所なんだ

藍色が本当は

灰色だなんて

知りたくない

嘘で染めて

真っ暗な灰色の世界を

真っ暗な藍色の世界に


 読んでいただきありがとうございます。

 ご意見ご感想ご指摘ご批評、誤字脱字報告、ちょっとした一言などいただけると嬉しいです!!


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 色が動いて頭に浮かんできた かなり好きな詩 [一言] さすが文芸部ッ!
[一言] こう言うのもアレかもですが、やっぱり詩っていいですよね。面白いですよね。 なんでしょう、物理情報的な日記ではなく、情緒的な日記としての機能があるというか……。 いい感じに心がなんともジワ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ