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カフェ「シャドウ」の小さな事件簿

カフェ「シャドウ」看板猫失踪事件

作者: 霧雲

設定はゆるゆるです

癒しを中心に書きました

カフェ「シャドウ」の看板猫ミントが突然姿を消し、店主や常連たちは心配して捜索を始めた。レジ前には折り紙に書かれた絵や文字がぐちゃぐちゃに書かれた謎のメモがある。

カフェのドアには鍵がかかっていて外に連れ出せない。いつもミントは朝早く起きカフェスペースの奥にあるキッズスペースでくつろいでいる。今日もそこでくつろいでいるはずだったがお昼ごろに姿を消してしまった。

店内には常連のお母さんと近くの幼稚園に通ってるいちごちゃんの親子と看護学生で課題をしている三笠君と歌手を目指し先日メジャーデビューを果たした胡桃さんという賑やかなメンツ

比較的「シャドウ」は人が少ない。知る人ぞ知る穴場カフェだ。

このカフェで鍵が空いてるのはカフェの入り口だけ

しかしそこは誰かが入ったらカランカランと音が鳴る

そして誰からも目が着く場所なのだ。

マスターの私はミントがいなくなるなんて初めてで焦っていた。

その時三笠君が、いちごちゃんに目線をあわせて話しかけた

「いちごちゃん、さっきミントとキッズスペースで遊んでたよね?その後ミントどうしてたっけ?」

いちごちゃんは頑張って思い出すと目が零れ落ちたのではないかと思うほどの涙を流した。途切れ途切れの言葉をつなぐと、思いもよらないことが分かってきた。

いちごちゃんはいつもどうりミントとキッズスペースで遊んでいると、ミントが外に出たがってドアを引っ掻くのを見て、ドアに鍵がかかっているのに気づく。

そう、キッズスペースの近くにはドアがある。

そこは仕入れをしているとき使われていていつも鍵がかかっているのだ。

そして、なぜ私たちが気がつかなかったかが分かった。

キッズスペースに離れているカフェスペースで先月胡桃さんのデビューをお祝いしてデビュー曲を歌ってもらってたのだ。その時は盛り上がって小さなドアが開く音は書き消されていた。

優しい気持ちで鍵を開けてミントを外に出し、最初は鍵が閉まっていたのでちゃんと鍵を閉めてメモを書いたけど、お母さんに呼ばれメロンソーダと一緒に食べるケーキを選んでいる間にそのメモのことをすっかり忘れてしまう。そしてメモはレジ前においていってしまったのだ。

そのメモは、いちごちゃんが一生懸命書いた文字や絵が混ざった「ミントを外に出したよ」という内容だったけど、大人たちには何が書いてあるか分からない。

レジ前には折り紙のメモはカフェのマスターがそのメモを見つけたけど、意味がよく分からず、ただ不思議に思っていた。

いちごちゃんはミントのことを思い出し、胸が締めつけられるような気持ちで話を続けた

「ごめんなさい…私がミントを出しちゃったのに、メモのことも忘れてしまって、マスターや店員さんたち、みんなを困らせちゃった」

それを見た私は、優しく微笑んで女の子の肩に手を置く。

「大丈夫だよ。ミントはいちごちゃんが大好きだから、きっとすぐに見つかるよ。それに、こうやって正直に話してくれてありがとう」

その言葉にいちごは少し安心し、泣き止みいつも通りの笑顔を見せた

みんなで協力してミントを探しを続行した


手がかりを持ついちごちゃんとマスターが外に出ると、ふわっと漂うパン屋のいい匂いが鼻をくすぐる。

「ツナパンの匂いかな?」いちごちゃんがつぶやく。

2個隣にあるパン屋の人気メニューは、自家製ツナを使ったツナパンで、店の奥で手作りされているらしい。

「もしかして…」といちごちゃんとマスターがパン屋のドアをそっと開けると、そこにはミントがいた。

ミントはパン屋の隅で余ったツナをおいしそうに食べている。


ミントが無事でホッとしながら、パン屋の奥さんに話をみた

奥さんが語るミントは事件の真相が隠されてあった

なんとミントは毎朝こっそりツナをもらっていたらしい。

でも、今日は珍しく寝坊してしまい、いつもの時間にツナをもらえなかった。

だから朝ごはんだけでは足りずお腹をすかせて、どうしてもツナを食べたくて、昼頃にパン屋さんへ行きたかったんだ。

そのため、ミントはカフェのドアを引っ掻いて「出して!」って合図していたけど、カギがかかっていたから困っていたのだ。

いちごちゃんもマスターもカフェにいた人達みんなが真相を聞いて安心した。

この後は、ミントのためにみんなで「ツナタイム」を作ったりた。

毎朝パン屋に余ったツナをもらいに行くこれはいちごちゃんが率先してカフェに来たとき一緒にいっている。

このカフェ「シャドウ」看板猫失踪事件はいちごちゃん代表に常連たちと店員の絆が深まっていくのだった。


初めて投稿したのでドキドキです

ぜひ感想など載せてみてくださいね

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