試練のダンジョン『原初のスライム巣窟(オリジン・ネスト)』
『原初のスライム巣窟』
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【場所】
スライムたちの始祖に関係する古代ダンジョン。
内部は生きているように動き、魔力により環境が変化する迷宮型。
最深部には、巨大な“スライムの魂”が封印されている。
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【展開】
来夢たちは、古代の魔石が埋め込まれた“魔核壁”により分断される。
それぞれ単体で戦う羽目になり、スライム兄妹が個別に試練を受けることに。
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【個別試練の一部】
アオ:自分の意志で戦えず、来夢に依存していた過去と向き合う
ポッカ:感情の制御に失敗し、仲間を傷つけた幻を見る
チュルル:喋ることを封じられ、伝えられないもどかしさと戦う
クロナ:影の世界に閉じ込められ、自分が“いない存在”になる恐怖に直面
ギン:力を模倣しすぎて“自分”を見失うジレンマを経験する
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【絆覚醒】
来夢の叫びが、すべてのスライムの心核に届く。
> 「名前を呼ぶよ――だから、君たちの“今”を、選んで!」
来夢の【命名スキル】と【刷り込みスキル】が共鳴、進化形スライムたちに絆リンク覚醒が発動。
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敵、マザースライムの陰《マザースライム:ネガ・ユニカ》
正体は、スライムたちの“進化を望まない本能”の集合体。
記憶も個も名前も不要とする圧倒的な原初存在。
あらゆる属性攻撃を無効化し、触れた者の“名前”すら奪う。
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【勝利の鍵】
来夢が新たなスキルを発動。
> 《スキル:記名結晶》
命名された者が持つ記憶・感情・存在を結晶化し、魔力として具現化する。
7つのスライム兄妹が自らの“名前”を込めて戦う。
そして最終合体技:
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《ユナイト・スライムブレイク》
7体の魔力属性が1つに収束し、来夢のもとに集う。
来夢が叫ぶ。
> 「これは、私が“君たち”を信じてつけた名前の力――いけっ、みんな!」
巨大な魔法陣とともに、虹色のスライムのような巨大生命体が出現し、マザースライムを包み込む。
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【決着】
マザースライムは、彼らを認めるように溶け、微笑みながら消える。
ダンジョンの魔力が失われ、迷宮は崩壊を始めるが――
来夢とスライム兄妹は、“名前の記憶”で結ばれた光の道を通り、無事脱出する。
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【記憶の書】
ダンジョンの奥で見つけた“スライム族の記憶の書”
新たなスライム召喚魔法のヒント
世界には他にも「命名されずに消えかけた種族」がいるという言及