表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/36

第○章:母の記憶と、選ばれし少女



第○章:母の記憶と、選ばれし少女


深い森の最奥。

そこに、静かにたたずむ巨大なスライム――マザースライムがいた。


彼女は、淡く光る無数のスライムの“記憶の泡”を体内に抱えながら、来夢たちを見下ろす。


> 「おまえたちは……“家族”を名乗るに値するか。

ならば、我が記憶を、受け止めてみよ……!」




次の瞬間、空間が歪み、来夢たちは“記憶の世界”へと引きずり込まれる――。



---


記憶の世界 ― マザーの過去


そこは、数えきれない“子スライム”たちが、無邪気に跳ね回る温かな場所だった。


しかし、すぐに風景は変わる。

冒険者、討伐者、炎、刃、そして――「涙」。


> 「どうして……どうして、私の子たちは、こんなにも……」




マザーは「育てても、守れない」無力さと、

「すべて忘れてしまう」命の儚さに打ちひしがれていた。



---


マザーの絶望と暴走


「お前たちも、同じように失われる存在なのだ!

だったら……“誰にも渡さぬ”!!」


巨大なスライムの身体が、禍々しく変貌していく。

その名は――「黒母スライム・マザー=ゼルヴァ」。


> 「……やるしかない!」

来夢は決意する。





---


最終バトル:絆 VS 絶望


来夢とスライムたちは連携して立ち向かう!


来夢の秘奥スキル発動!


マザーとの接触によって、来夢のスキルが覚醒!


《共鳴命名・スピリットブレス》


**「名前を持つ存在の“意志”と“絆”を一つにする」**スキル。


来夢は叫ぶ。


> 「あなたがどんなに傷ついても、

忘れたくても、忘れられないものがあるなら……それは、“家族”の証なんだよ!」




マザーの巨大な身体が、涙のように溶けていく。


> 「……名前……くれるのか……わたしに……?」




来夢は静かに答える。


> 「うん。あなたの名前は――セレナ。

もう、独りじゃないよ」





---


エピローグ:新たな家族


マザー・セレナは穏やかな姿となり、森の守り手として再生する。


スライムたちは正式に“家族”となり、来夢はこの世界で“スライムの姉”としての地位を得ることに。


しかし、来夢はまだ気づいていない。

この異世界の奥深くで――“彼女を待つ者”がいることに。



---


次回予告:


> 異世界に潜む「転移者の影」

来夢の過去に関わる謎の転移者と、新たなスキル継承の物語が始まる――。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ