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第百七話 砂漠のオアシスマデビラ

 動くべき場所にようやく目星がついたのに、肝心の砂嵐が中々収まる気配が見えず、結局ルドー達四人はその後丸一日その場に拘束された。

 ようやく視界がある程度開けてカイムが髪を解いて移動できるようになっても、一日以上続いた砂嵐の影響で空気中の魔力がまだ攪拌されているのか、ネルテ先生達への通信魔法は使えず、周辺把握の探知魔法も使用出来ないとカイムが三人に報告する。


「あまり砂を吸うな、呼吸器障害になるぞ」


「えっどうすりゃいいんだ?」


「布かなにかで口と鼻を覆え」


 見渡す限りの砂漠が続く中、とりあえず移動しようという結論に達し、エリンジが三人に告げる。

 ルドーがエリンジの指摘にポケットに手を突っ込んで、適当に持っていた村長からのお下がりの黒いハンカチで口と鼻を覆って縛り始めたのを見て、フランゲルもやたら高級なシルクのようなハンカチを取り出して口と鼻を覆い始める。

 エリンジも同様にハンカチを取り出して口と鼻を覆う中、それらしい布の持ち合わせがなかったのか、カイムは髪で口と鼻を覆うように伸ばして防いでいた。


 薄ら砂がまだ周囲を飛散する中、四人で建物でもないかと探しながら歩き始める。

 エリンジは魔力が弱体化しているため四人全員の転移魔法が使えず、ルドーとカイムとフランゲルは三人とも転移魔法が使えない。そもそも砂嵐の影響でまた魔法がまともに機能しない。

 せめて現在地がどこか分かれば、目的地であるマー国のマデビラ辺境伯領を目指すことが出来る。


 今いる場所の手掛かりを探して、ルドー達は歩き続けた。

 薄ら漂う砂の上からも、太陽が強烈に照らし始めたため、一気に気温が上昇し始める。

 途中から裸足だったカイムが砂の熱で歩けなくなって髪で簡易的な靴を作っていた。

 先程までは砂嵐を防ぐカイムの髪のドームの中にいたため、外気温の影響も受けていなかった。

 しかし今は違う、慣れない砂丘を歩く四人に、強烈な猛暑が襲い掛かってきていた。


「あっぢぃ……」


「なんもみえねぇ……」


「なぜ建物一つすらないのだ……」


聖剣(レギア)、どっか近場から魔力反応でもないか?」


『まだ魔力が若干攪拌されてるが、それでも分かるような反応はねぇな』


 ダラダラボタボタと、全員が大量の汗を砂に垂らしながら歩いているが、人どころか建物すら見つけられず、延々と続いているように錯覚する砂漠を歩き続けている。


 前世の記憶があるルドーはこの状況が不味い気がした。

 女性保護施設サクマにリリアを救出するために出てきたため、食料もなければ水分もまるで持ってきていない。

 昨日から丸一日食事もなく、いつ砂嵐が止むか分からなかったため徹夜に近い状態。

 今はまだリリアのことが不安でアドレナリンが出ているために身体の疲労が分かりにくいが、体温は気温に合わせて上昇している。

 全員同じ状況だ、このまま建物すら見つからない状況が続いたら全員熱中症で砂漠の中倒れる危険性があった。


「今どこ歩いてんだよ……」


「知るわけねぇ……」


「何一つ分からんぞ……」


「正確な位置までは判別つかんが、マーのソラウ寄りの北側であることは確かだ」


「えっそうなの?」


 どこに向かっているのかもわからず歩いているのかと思いきや、エリンジが時計魔道具を確認しながら周囲を見ていた為、魔法も使っていないのに大まかな現在地を割り出せていたことに小さく驚きの声を上げる。


「太陽光の影だ。それと季節と時間帯で大まかな場所は割り出せる」


『なるほどねぇ、相変わらず頭が回るもんだな』


「それでもこの砂漠では正確な現在地まではわからん、目的地までどれくらいかも見当がつかん」


「さっき言ってたマデビラ辺境ってマーのどのへんだっけ」


「辺境だ、中央魔森林に隣接する北側、そう遠くはないはずだが……」


 周辺を見渡すようにエリンジが首を振っているのを、三人汗まみれの状態で見守る。

 汗に砂が大量に吹き付いてガサガサして気持ち悪い。


「俺たちの影の方向を見るに、目的地の北側はあちらだ」


「……相変わらずなんも見えねぇぞエリンジ」


 時計と影を確認したエリンジが指差した方向は、先行して歩いていたエリンジがずっと進んでいた方向の為、逆走していたわけではないと少し安堵するものの、相変わらず砂以外何も見えなかった。


「転移魔法で拾ってもらったほうが早いだろう! 通信はまだなのか!?」


「くそが、まるで反応しねぇ畜生……」


 フランゲルが途方もない砂漠を歩き続ける現状を嘆いてカイムに声を上げるが、通信魔法はまだ使えないようだった。

 全員基礎訓練である程度体力が付いている為まだ何とかなっているものの、この途方もない砂漠を歩き続けるのは限度がある。

 砂がまだ舞っているせいでギリギリ直射日光は避けられているが、このままではリリアとアリアを助け出すよりも先にこちらが干からびて死にそうだ。


「せめて水でもないのか貴様ら!」


「言うなよ、考えない様にしてたのに……」


「持ってたらとっくに言ってるわくそが」


『あ。おい、人がいるぞ』


 バチンと雷を弾けさせて言い放った聖剣(レギア)に全員が大慌てで周囲を見渡す。

 砂が舞って若干黄色がかった見えにくい視界の中、エリンジが指差して叫んだ。


「あそこだ!」


「……おい、なんか追われてねぇか」


「魔物か!?」


『ちげぇな、野生動物だ』


 エリンジが指差した先、黒い粒のように見えるそこに、さらに小さな粒が複数追いかけるように周囲に群がっているのが見えた。

 ようやく見つけた人影に、フランゲルが真先に走り出して全員が追いかけるようにその後に続いて走り出す。

 黒い粒のような人影は、近付けば近付くほどなにやら大きな動物に跨っているように見え、同時に情けない悲鳴を上げてその周囲にいる野生動物から逃げようとしている様子に見えた。


『なんだただの砂狼か、腹でもすかして狩りでもしてんのかね』


「なんでもいい! 助けるぞ! そんで現在地聞くんだ!」


「水もついでに上納させたまえ!」


「図々しいにも程があんだろが」


 現在地さえ割り出せればリリアとアリアの居場所が分かる。

 更に勢いよく走りだしたルドーとフランゲルをエリンジとカイムが追いかける。


 砂漠地帯特有の白い布を全身に纏い目の周囲だけ出した、顔が見えないもののぽっちゃりとした感じの男性が、あわあわしながらラクダのような大型の動物に跨って、迫ってくる砂狼の群を何とか遠ざけようと手に持った棒のようなものを必死に振り回している所だった。


「ひええええ! あっちいって! 私は水太りしてるだけで脂はのってないよぉ!」


「ふはははは、助けてほしくば水をよこせ!」


「それもう強盗と大差ねぇよ!」


「水でもなんでもあげるから助けてぇ!」


 男の言葉を聞いたフランゲルが、高笑いしながらいつものごてごてしい大きな両手剣を振るえば、瞬時に大量の炎が辺り一帯を埋め尽くす。

 雑さが大分マシになった火炎魔法で、驚いた砂狼の群が悲鳴を上げるように吠えて逃げていく中、灼熱に炎まで当てられたせいで一気に温度が上がって全員熱せられるように真っ赤になる。


「あっづい! おい火力出し過ぎだって!」


「ふははははは! 数が多いならば一掃するならこれに尽きるだろう!」


「おい大丈夫か」


「暑さには……流石に慣れてねぇ……」


 魔の森での生活が長いせいか一番砂漠に慣れていなさそうなカイムが熱中症でも起こし始めたのか、顔まで真っ赤になって意識朦朧そうにフラフラし始めていた。

 エリンジがカイムを支えるように肩に手を掛ける中、ラクダのような動物に跨った男性がそのまま近寄ってきて声を掛けてくる。


「あぁありがとう! いつもは通る道じゃないから油断しない様にしてたんだけどねぇ、砂狼も食べ物が無くてここまで降りるようになってきてたんだねぇ」


「俺たち辺境のマデビラまで行きたかったんだけど方向わかんなくなっちまって、どっかわかりませんか」


 近寄って礼を言い始めた男性に、どうやら温厚そうだと感じたルドーがすかさず目的地の方角を求めると、ちょうど良かったという声が返ってきた。


「あぁ! それならちょうど目的地だよ、そこの子も不味い感じだから一緒に行くかい? というか一緒に行ってくれたらまた砂狼が出た時こっちも助かるから出来れば護衛してほしいんだけどねぇ」


 ふらついている様子のカイムを見て、男性がラクダのような生き物に大量に括りつけている荷物をごそごそ探った後、革の水筒を取り出して渡してきたので、エリンジがカイムに飲ませ始める。

 一通り水を飲んで少しマシになった様子のカイムを横目に、フランゲルとルドーも水筒に群がってエリンジと一緒に水を交互に飲み交わし、全員生き返る心地を感じる。

 まだ少しボーっとしているカイムを男性の好意でラクダのような生き物、砂リャクダの後ろに乗せてもらい、ちょうどマデビラを目指していたという彼と同行してルドー達もその横を歩きだす。


「辺境伯も急に生活用品を増やしたいから一通り持って来てくれってねぇ。この辺りは三日置きに砂嵐が発生するから常時空気が攪拌されてまともに魔法が使える日が少ない地域なんだ。だからこうやって足で運ぶしか方法が無いんだけど、いつも使ってる表の街道は夜盗が出始めて危なくなってねぇ。かなり催促されて護衛を雇う時間もなかったものだから、しょうがなしにこっちの砂道使ってたんだぁ」


 結局砂狼に襲われちゃったんだけどと語る、ぽっちゃりとした温厚そうな行商の男性ウーター。

 どうやら彼は現在リリアとアリアを買い取ったとみられているマデビラ辺境伯にかなり急いで呼び付けられて商品を運んでいる所だったようだ。


 ずっとカイムが試み続けていた通信魔法が使えない理由、どうにも今いる地点そのものが魔法を使うのにあまり適していない場所らしい。

 三日おきに砂嵐が頻発するような場所、救助の連絡も出来ず建物もろくにない中では、その内歩き疲れて熱中症をおこして死ぬ。

 どうやらあの元幹部二人組はわかっていて、都合よく転移が効いた瞬間、邪魔者を排除するようにここにルドー達を捨てたようだ。


「生活用品を急に増やすって、またなんで?」


「辺境伯だからねぇ、またいつもの嫁入り道具だと思うよぉ」


「嫁入り道具?」


「辺境伯はお優しい人でねぇ、相手を見繕えないような可哀想なご令嬢を引き取ってご結婚されて、ご令嬢の立場を何とかなさっている方なんだよねぇ」


「えっ……つまり結婚するってことか?」


「うーん、今そういうご令嬢の噂は聞いてないけど、呼び付けられたってことは多分そういう事なんだろうねぇ」


 マデビラ辺境伯について何か情報はないかとルドーがウーターに聞けば、結婚話が出てきてボーっとしているカイムも含めて四人で困惑するように顔をそれぞれ見合わせる。


「っていうかまたいつものって、そんなしょっちゅう結婚するもんなのか?」


「あぁ、辺境伯が引き取る女性がねぇ、大体病気もちなんだよ。そのせいで健康な跡継ぎを望めないからご成婚できなくて、マーの厳しい土地じゃ病気を治すだけの治療も出来ないし、病気のご令嬢を追い出すのも体面が悪過ぎて持て余してしまうんだ。そんな女性たちを可哀想に思って、形だけ結婚の形をとって、余生をゆっくり過ごしてもらうっていう慈善事業みたいなことしてるんだねぇ」


 余生を過ごす、つまり病気で先の長くない貴族女性と結婚する為結婚生活は長続きしないようだ。

 ウーターの語るマデビラ辺境伯の話は、マー国の気質から行き場を失った病気の貴族女性を支援している心優しい相手に聞こえる。

 白い布から覗く玄色の小さな瞳にも、尊敬するような様子が伺えるため、少なくともウーターがそう信じている事だけは事実だ。

 聞く限りは病気の令嬢たちを引き取る優しい辺境伯だが、そんな奴がなぜ聖女を誘拐するような女性保護施設に出資し、リリアとアリアを買い取るようなことをしているのか。


「あー見えた見えた、ふぅー、これで一山超えたかなぁ」


 ウーターがそう言って指さしたのでルドー達もその方向に視線を向ける。

 砂漠の中のオアシスのような、水辺が広がりその周囲に緑が広がっていた。

 オアシスの周囲にまばらに立つように、様々な大きさの建物が並んでいる。

 横に広がる一番大きな建物がマビデラ辺境伯の館だとウーターは語る。


 オアシスの街に入ってウーターの横を一緒に歩きながら、街の様子からリリアとアリアについての手掛かりが何かないかと周囲を見渡す。

 行商の行き来が盛んなのか、ウーターと同じように商人と砂リャクダの数が多い。

 オアシスのお陰で緑はそこそこあるものの、農地のような場所は見当たらない為、普段の食べ物は行商任せになっているようだ。

 その代わりオアシスの近くに小さな樹木が立ち並んでぶどうがちらほら生えている。

 大きな樽が建物に並んでいる事から、どうやらここの特産はワインか何かのようだ。


「エリンジ、あの二人組はここに残ってると思うか?」


「買い取り主の目的次第だ、なんともいえん」


「警戒しておいた方がいいという事だな!」


 ルドーがウーターの横を歩きつつ、例の二人組がいないか注意深く見渡して周囲に聞こえない様に声を落としながらエリンジに問えば、可能性はあると同じように周囲を警戒しながら歩いている。

 カイムはオアシスのある少し涼し気な街の空気で大分良くなってきたのか、砂リャクダから飛び降りてルドー達の横に並んでかなり警戒した表情で歩き始める。


「……少なくともくそ人間か何かがいるぞここ」


『あぁ、妨害魔法が張り巡らされてんな。まともな奴ならこんな普通の街でこんなことしねぇ』


 カイムが耳元の髪を光らせながら言えば、聖剣(レギア)も同意するようにパチリと雷を鳴らす。

 どうやらカイムは砂嵐の影響のないこの街に入ってから通信魔法を何度か試していたようだが、まともに機能しない様子だ。

 砂嵐の影響ではない、魔法で人為的に妨害されているなら何かきな臭いものがあるのは確かだった。

 二人の話を聞いたルドーとエリンジは厳しく顔を顰めた。


「妨害されているならば援護は期待できん」


「どうする? 例の辺境伯の館に乗り込んでみるか?」


『いや厳しいな、妨害魔法も施された街だ、本命なら館はもっと酷い可能性があるぞ』


「そこに二人がいる確証もねぇ、別のとこに隠されてて捕まっちまえばおしめぇだ」


「しかし妨害魔法がされているならば怪しいことこの上ないぞ!」


 ウーターと一緒に未だ歩いていたのは、館にそのまま一緒に入って中を確認できないかと考えていたからだ。

 しかし確かにカイムの言う通り、怪しい行動をしているもののリリアとアリアがそこにいるとは限らない、無暗に乗り込んで捕まればもう二人を見つけ出すことは厳しくなる。

 砂漠で助けてくれたウーターにも疑いがかかる可能性があることを考えて、ルドー達はここでウーターと別れる判断をした。

 砂リャクダに乗ったまま手を振ってマデビラの館に向かっていくウーターを見送りながら、ルドー達は警戒しながら周囲を見渡す。


 こうして話している間にも、リリアはきっとあの症状で苦しんでいる。

 考えろ、リリアとアリアが隠されるならば相手はどこに隠す、何が目的で買い取った。

 聖女に擬態した歌姫を求めたソラウのジョーンワートとはまた違う、ルドーは必死に考えながら歯を食いしばる。


「くっそ、相手の目的がわからねぇ。そもそもなんであのタイミングでリリとアリアを買い付けたんだ」


「普通主犯が死亡した上施設が爆破して中身が露呈したならば、出資者ならば自身の足が付かない様に手を引く。しかしそんなタイミングで買い付けた。逆に足が付きやすくなる行動だ、意味がわからん」


「さっきのやつが言ってた話は関係ねぇのかよ」


「……そういえばウォポンが言っていたな、マーには高位貴族に有名な気色悪い貴族がいると」


 ルドーとエリンジがマデビラの行動が分からず頭を痛める中、カイムが先程ウーターから聞いたばかりの話に手掛かりはないかと意見すると、思い出したかのようにフランゲルが頭に手を当てはじめた。


「気色の悪い貴族だと?」


「そういやウォポンはマーの元貴族か、でもなんでそこで思い出したんだフランゲル」


「確か結婚関係の話だったからな。なんといったか、病人愛好家で有名な、気色の悪いじじいだったとかなんとか」


「……病人愛好家?」


 フランゲルが話した言葉に、ルドー達三人は顔を見合わせる。

 あのタイミングでリリアとアリアをわざわざ買い付けた理由、そして先程ウーターから聞いた結婚話。

 嫌な予感がしてルドーは暑さとは違う汗が背中に伝い始める。


「病気で苦しむ様子を見れば見るほど興奮するとかいう、気色の悪い噂のある貴族がいるとな。苦しむ姿を見たいが為に、治療は表向きのみで実際は効果のない薬を与えているとかなんとか。そのせいで嫁いだ花嫁は次々と病気で死んで、しかし同じような病人の娘を次々娶るもので気色が悪いと……」


『……あのタイミング、目的それなんじゃねぇの』


 パチリと伝えた聖剣(レギア)の言葉に、フランゲルも自ら話していてはっとした。

 あんな変なタイミングでリリアとアリアを買い付けた理由。

 ウーターが言っていた、急に生活用品が必要になったと、そして結婚相手になりそうなその手の貴族女性の噂は特に聞いていないと。

 謎の症状で苦しんでいたリリアとアリアを遠くから確認したマデビラ辺境伯が、その特殊性癖に引っかかって二人を買い付けて嫁として娶ろうとしている可能性。


 強烈な変態に動けない二人が捕まっている可能性に思い至ったルドーとフランゲルは、雄叫びを上げるように絶叫した。


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