7話まで書いて抱いた今の気持ち
ここまで読んでくださった皆様。ありがとうございます。
ここまで、自分の過去を振り返りながら書いてきた。
いろいろな感情や思い出が蘇ってきた。
別れた理由については後ほど書くつもりだが、別れてからも彼は電話やメッセージを送ってきていた。
電話を取ることはなかった。
メッセージもスルーをするようにしていた。
でも、ふと返したくなり1か月後とかに返していた。
それでも彼は送ってきてくれて、気づけば、それは別れてから1年間も続いていた。
私は、特別な存在になった人とは一度別れたら完全縁を切る――それが自分の中のルールだった。
でも、彼がくれた多くの言葉には、そのルールさえも揺らぐほどの強い力があった。
別れて1年後、私は彼に電話をして自分の考えを伝え、彼をブロックした。
この時のことも後ほど書こうと思う。
でも、小説を書き始めてから彼との思い出が次々と蘇ってきた。
彼が与えてくれた優しさ、言葉、プレゼント――ずっと忘れていたはずのものたちが、私の心に浮かび上がった。
彼はとても馬鹿正直で、まっすぐで、思いやりのある人だった。
そんな彼を私は本当に好きだった。
彼と出会ったことで、私の恋愛のスタイルは大きく変わった。
これまでの私は、自分の弱みや嫉妬心を隠して、なかなか素直に言えなかった。
「会いたい」も素直に言えなかった。
たぶん、プライドが高かったのだと思う。
でも、彼は自分の気持ちをいつも素直に伝えてくれた。
「もっと心を開いてほしい」と何度も言ってくれた。
その彼の行動と言葉のおかげで、私は以前よりも自分の気持ちに正直になり、行動できるようになった。前よりずっと恋人と向き合えるようになった。
前よりも自分の気持ちに素直になって行動するようになったと思う。
前の自分だと自分からブロックしたから、解除してまたフォローするなんてありえなかった。
でも、またフォローをしたくなった。
彼はもう承諾をしないかもしれない。その時はその時で自分が悪いから仕方がない。
迷ったけど思い切って昨日ブロックを解除して彼をフォローした。
そしたら1秒でフォローリクエストが来た。
..............素直に嬉しかった。
メッセージはすべて消してしまったからもう見れない。
でも、もしもう一度彼と会うことがあるのなら、
彼が残しているのであれば、もう一度メッセージを読みたい。
そう思った。
彼とはもう戻ることはない。
でも、彼は私の考えや生き方に大きな変化を与えてくれた。
これもひとつの大切な経験だ。
これまでの学びを活かして、お互い、新しい相手と幸せになれたらいいなと思う。
そんな風に感じた。
ここまで読んでくださった皆様。ありがとうございます。
これからは彼との思い出を書いていきます。
引き続き楽しんでいただけたらとても嬉しいです。