第1話 猛アプローチをしてきた人は彼女持ちでした。
実は彼は、、、
ある日「明日友達たちといるから来ない?」とクラスメイトに誘われた。
友達からの誘いが単純に嬉しくて深く考えずに行った。
そしたら、
会ったとたん具体的に内面を色々褒めてくれた。
「だから好きなんだ。とても好きなんだ。だから君のことをもっと知りたい。」
あまりにもストレートでしかもスピードが日本とは違いすぎて戸惑った。
「私、あなたのこと全く知らないから何とも言えないよ」
「俺のこと知りたいの?どっち?」
「いや、分らないって」
でも、結局彼を知りたいとは思わず、はっきりと伝えた。
そしたら泣いてどっかに行ってしまった。
海外に留学をして2週間目で一人のクラスメイトに猛アプローチされたのだ。
仕方なく、彼の友達4人と一緒にいた。
そしたら、その1人からアプローチされた。
「えっ?!どうなってんだ??この国の人たちは」って思った。
待っててと言われて、少し待っていると
紙で作ったバラを1本くれた。
「君のこと知りたいから今度デートしてくれませんか?」
スピードが速すぎて、めちゃくちゃ警戒した。
結局デートはしなかった。
でも、後日、クラスメイトの彼には彼女がいることを知った。
衝撃的だったし、人間不信になりかけた。
単に遊びできていたのだろうか。
それとも本気でいいなと思って本能のまま来ていたのか。
国籍も違うから余計分からない。
正直興味がなかったからどちらでもいい。
ただ、警戒心だけが強まった。
留学して2週間目にそんなことがあったから、
「気を付けよう。しっかりと見極めよう。」と思った。
この人だったらいけそうと思われて、来られているかもしれないのに、
モテていると勘違いするのは非常に痛い。痛すぎる。
そうならないように、しっかりとガードをしよう。と思った。
日本人は「ちょろい」と思われているらしいから。
こんなハプニングからスタートした留学
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来る者拒まず去る者追わず