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映画語り セッション

 どうも、熊ノ翁です。

 今回は熊の好きな映画についてちょいと語らせてもらいます。

 前に、なんか好き放題エイリアン2について語り散らかしましたが、そうです。

 あんな感じでまたやらせてもらおうかなって。

 いやあ、映画好きでして。

 

 んで、今回語るのは「セッション」について。

 デイミアン・チャゼル監督の出世作ですね。

 新人監督の撮ったこの作品が第87回アカデミー賞でいきなり作品賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞、録音賞の5部門でノミネートされ、内助演男優賞、編集賞、録音賞の三部門受賞という快挙を成し遂げた名作映画です。

 デイミアン・チャゼル監督は、後に映画ララランドも撮り、今度はアカデミー賞14部門にノミネートされる等、まあ順調にキャリアを重ねていきます。


 この監督は他に世界初の月面着陸を成功させた宇宙飛行士のアームストロングさんを題材にした映画「ファーストマン」の監督を務めたり、SFサスペンス映画「10クローバーフィールドレーン」の脚本も務めてたりしています。

 セッション以降はかなり知名度の高い作品を世に送り出してますね。

 凄いもんです。

 あ、バビロンはちょっと熊見れてないので何とも言えないんですが。


 ただまあ、今回語らせてもらうセッション。

 熊が見たデイミアン・チャゼル監督作品の中でいっちゃん好きです。

 というか、今まで見てきた映画の中でもトップクラスに好きです。

「好きな映画ベスト10」を挙げろ、と言われた際はかならず候補に挙がる作品ですね。

 もうほんと、それくらい好きです。


 あらすじはこんな感じ。

 主人公のアンドリュー君は、ジャスドラマーのバディリッチのような偉大なドラマーになる事を夢見てシェイファー音楽院でドラムの腕を磨いていた。

 ある時、いつものように学校に残ってドラムの練習をしていると、学校随一の名声を持つ指導者のフレッチャーに見いだされ、自分の担当する超難関クラスへと勧誘される。

 フレッチャーのクラスはバチクソ厳しいが、実績も半端じゃ無い事で有名であり、今までに何人ものプロの音楽家を輩出しているハイエンドクラス。

 主人公のアンドリューはそのクラスで自分の夢をつかむため、フレッチャーの鬼のようなシゴキに耐えながら、すべてを音楽に捧げる日々を送る事となる。

 狂気を感じるほどまで音楽に打ち込むアンドリューと、その師匠フレッチャー。

 彼らの音楽に対する執念は、どのような結末を迎えるのか。

 とまあこんな感じのお話です。


 ええと、ノリが行き過ぎたスポ根漫画というか、音楽版フルメタルジャケットなんですよね。

 本作で見事助演男優賞を獲得したJ・K・シモンズさん演じるフレッチャー先生の鬼講師っぷりが半端じゃなく、もう見てるこっちがその厳しさにおしっこちびりそうになります。

 また、主人公のアンドリュー君の音楽に対するひたむきさが、どこか歪んでいるけどでも実に真っすぐで、もう本当に何もかも捨てて音楽に打ち込む姿勢が狂ってるけど輝いて見えるんですよね。

 これね、趣味人は多分ちょっとあこがれちゃうと思う。

 ここまでやるのは絶対に間違ってるし、方法も良いとは思えないんだけど、でもこれくらい徹底して何かに打ち込む姿はちょっと憧れちゃうよねって、見てて思う。

 もう何だろう、ブラック企業の精神に気持ちよく洗脳されるような、謎の快感があります。

  

 や、この作品はね、本当にオススメ。

 レンタルビデオ屋でも映画のサブスクでも、見かけたら見てみるのをお勧めしますよ。

 みんなでフレッチャー先生に思いっきり罵られよう!


映画語り セッション……END

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― 新着の感想 ―
[一言] セッションは人気高いですね。 少なくとも、二回はここエッセイで熱く語られているのを見た事があります。 それでもなお、まだ見ていない自分は悪い奴なんですが…
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