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プロローグ

2021/10/01 追加

読まなくても正直何も問題ないです。

いつか修正するかも。




 空を燃えるように赤く照らす、夕焼け。



 その暖かい光は、時が経つにつれてか細く小さくなり、静寂と淋しさを残して地平線の彼方に落ちて行く。



 夕日が消え、辺りに広がった全てを飲み込んでしまいそうな夜の闇は、人の恐怖を掻き立てる。



 その静寂をかき消すように響く音。



 燃える家々。



 平穏は、最も容易く崩れ去る。









 青く、清々しさすら感じる、雲ひとつすら無い快晴。



 雨上がりで、ぬかるんだ地面は足を掴み動きを阻害する。



 空に掛かる綺麗な虹の橋は、あの惨状など無かったかのように美しく存在していた。



 燃え残った柱。



 焼け落ちた木々。



 焼け爛れた人の体。



 嘗て、平和の象徴と呼ばれたその村は、一夜にして滅んだ。



 その、痛々しい姿を残して。





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