点もつけられないほどの作品ということ。
そうやって、悩みながら数ヵ月の時がたちました。
ポイントについて忘れかけていた頃、今度は違うユーザーさまのところの活動報告でまた、似たような話題が上がっていました。
「読まれているのに評価がつかないのはどうして?」
「点もつかないほどの駄作なのだろうか」
というような、内容です。
その活動報告には、賛同するコメントが多く寄せられていました。
それと同時に「応援したいから、私はポイントを入れる」というようなコメントも。
正直なところ、少しショックを受けました。
私がやっていたことは『点も付けられないほどの作品』『応援するに値しない作品』という意思表示にもなりかねないのか、と。
私にとっては、さほど大きな意味を持っていなかった評価ポイント。
あったら嬉しい気もするけど、別にゼロでも気にしない。
むしろ数か月に一回しか、その欄を見ていないレベル。
それよりも自分の満足のいく出来になったかどうかや、読者さんの声のほうがよっぽど大事。
そんな感じだった私のスタンスは、ちょっと周りと比べて変なんじゃないかと、ふと考え始めました。
実際、そういう考えは少数派なのかも、と言われましたし。
「もしかして、評価ポイントに対する私の認識、他の方々と大きくズレていたの……!?」
そんなふうに考えた私は、普段よく話すなろう仲間たちに、読まれているのにポイントは入ってこないことについて、意見を聞いてみることにしました。
そうすることで、今後どうしていくかを考えようと思ったのです。
返ってきた言葉は
「気にはなる」というものでした。
やはりズレてた。
そうだったのか……!
うわぁ、申し訳ない!!
ぶっちゃけ気にはなるけど、聞きづらい。
それが本音、と。
確かに、こっちもつけない理由を言わなきゃわかってもらえないし、相手をモヤモヤさせてしまうかもしれない。
しかもそれが、ポイントを入れるのが習慣になっている相手ならなおさらです。
そのあとは、数名で評価ポイントについての意見交換会が少し行われました。
評価点がマイページで見えなければ、もっと気安く正直に評価できるのに、とか
加点方式の人か減点方式の人かでも変わってくるから、わかりづらいよね、とか
完結にタイミングをあわせて評価する場合もあるよね、とか
何気に周りも評価ポイントについて、思うところがあったことがわかって、かなり嬉しかったですし、安心しました。
悩んだときは、信頼できる人に相談してみる。
大事なことですね。
そして、相談したことで、一つの案を出していただけました。
それが『自分の評価についてのスタンスを公言すること』です。
こうしておけば「あなたの3と私の3の価値観は違うよ」とわかり、変な誤解も生まれにくくなり、きっとお互いに幸せ!
何ていい案なんだ。
私に最適な方法じゃないか!
もっと早くに相談しておけばよかったと、それだけが後悔です。