第一話 孤児院での苦悩
私は向井ひまわりです。悩みながら孤児院の先生をやってます。
ひ「なかなかこの孤児院の子どもは
一筋縄でいかなくて大変だな。
相談できる相手もあんまりいないし、どうしよう」
尾「やーい、このテレビはオレ様が自由に見るぜ」
ひ「こらこら、ミキちゃんが番組見てたのにかわいそうでしょ」
尾「知らねーし。ヘタレひまわりのことなんか聞いてたまるか」
す「先生ー。犬とネコがダンボールに入れられて置いてあるの」
ひ「えっ、どういうこと?」
私は施設の入り口に捨てられてる犬とネコがいるのに
気付きました。
す「三毛猫だー、かわいい」
ひ「どうしよう、この子たち」
尾「ほうっとけばいいじゃん」
(ビンタの音)
ひ「かずや君、今のような言葉は言わないで」
尾「このクソアマ、覚えてろよ」
す「育てることできない?」
ひ「そうね。すみれちゃんネコ好きだもんね」
す「うん!ネコちゃん大好き。あっ、このネコ
私にすりすりしてくる」
ひ「甘えん坊なのかな?すっかりなついているし
色々相談して、飼えるように話し合ってみせるから」
す「本当に飼えるの?約束だよ」
ひ「うん、約束するよ」
心細さそうな捨てられた二匹を見つつ、
私は決心をしたのです。