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琴美 〜しつこい夢編〜

作者: 鼻炎

誤字脱字ありますが、脳内で予測変換お願いします(*´-`)






なぜだろうか。

最近すごく夢を見るようになった。






そして、それを鮮明に覚えている。

こんな事はじめてだった。





しかも1日に3回も見る日があった。どれだけ私の体は、現実が嫌なのだろうか。







私は不思議に思い、自分なりに調べてみる事にした。




夢を鮮明に覚えだしたのは、そう。




マンドラゴラを食べた日からだ。

(気になる人は前回の話も読んでみてね(*´-`))







原因がわかったが、こんなに嫌な予感しかしないとは。




確実にマンドラゴラの影響か、もしくは琴美に何か盛られたな。




私は琴美に電話して問い詰めようとした。




「もしもし?琴美、あのさぁこの前マンドラゴラを食べてから私の体、変なんだけど?


夢の見方が尋常じゃないんですけど?」




すると琴美は

「かむばっく、まいほーむ



とぅぎゃざー、ゆーとぅぎゃざーみー」




と言って電話を切った。



おそらく、



うちにきて


あなたと一緒、わたし、


だと思う。




だから、琴美も同じ症状がでているのだろう。



つまりマンドラゴラが原因か、やはり食べるものではなかった。



浅はかなり。わたし。







琴美の部屋につくと、琴美のベッドの隣の床に布団が一式敷いてあった。




「これはなんだね、琴美博士」





「はっ、あかり様これは布団でございます」




私は右手であごをさすりながら言った


「、、、残念だが君への出資は今回限りとさせて頂こう」





「待ってください!どうか!どうか続きを!」






「一緒に寝るの?」





「うん」





おそらく一緒に寝たら、何かわかるかもしれない。


そのような旨を琴美が言っているので、私はすかさずベッドに寝転がった。



そしてレスリング選手のように、うつ伏せになり足を大きく広げ踏ん張り、琴美にこう言い放った。





「ここは私の城となった、そなたは床の布団でねるがよい」





「なんでよ!あかりずるいわ、そのベットは私のなのよ?」




「ならばどかしてみせよ」






琴美はすごく美しい。

可憐で華奢で、儚げな美人という言葉がすごく似合う。



しかしだからこそ

その華奢さが




「命取りだぜぇー?」




琴美の力じゃわたしをどかすことはできなかった。

決して私が重たい訳ではない。




「もういいわ」

そう言うと琴美はわたしとベッドのわずかなスペースにするりと体を丸めてもぐりこませた。




「なんだよ!細いし痩せてるって自慢か!いい匂いしやがってちくしょー!」




私は訳のわからない逆ギレをしながら

琴美と一緒に寝た。



あっという間に寝れたわ、だっていい匂いなんだもの。








そして私は夢を見た。





真っ白な草原に私は立っていた。

何故真っ白なんだ、牛乳でもぶちまけたのかな?


匂いを嗅いで見たが乳臭くはない


「ふむ、牛乳ではないな」





私がホームズばりの名探偵ぶりを発揮したとき


「あかりは本当におばかよね」



聞き慣れた声が聞こえた。



案の定あかりが立っていた。



「まさかとは思うけど・・・」




「そのまさか、私達の夢が繋がっちゃったみたい」




「ちょっと!どうすんのよ!」




「任せて、私にマカセテクダサーイ」

琴美が2回目の任せてをカタコトに言った。



そのカタコトを言ってから

私たちは彷徨った。

しかし何もなかった。


ただただ真っ白な草原が広がるばかり。




私たちはまた草原に寝転がった。





「やっぱり漫画みたいにそうそう手がかりがある訳じゃないのね」




「本当、どうしてくれんの?」



しかし琴美からの返事はない。



琴美を見ると、寝ていた。



こいつ夢でも寝るんかい。



結局私も寝たけど。








すると目が覚めた。

ベッドの上だった。




「あかり、起きた?」




目を覚ますと琴美はすでに起きていた


「琴美、、、これはどういうこと?」




「多分、寝たら夢にいって、夢で寝たら戻ってこれるみたい」




「え、どうすんの??」






「んー、まあいっか」






「えぇー」





琴美と一緒に寝た日から何度も夢を見ることはなくなった。





安心していたらやはり、それだけでは終わらなかった。





その副作用なのか自宅で寝ても、夢で琴美と会うようになった。




「どうしてくれるのさ琴美ー」




「ええやん、歌とかで夢で会えたらってよく聞くやん」

琴美はエセ関西弁で言い返してきた。





「それは恋人限定な」

そう琴美に言いつつ、少し嬉しいかもと思う私がいた。




「ツンデレかよ」琴美が私に言った。




「平然と心を読むな、何故読める」


やはり琴美はおかしい、私はつくづく思った。





「私はおかしくな、、「もういいから」


読んでいだきありがとうございます。

琴美とあかりを好きになっていただけたら幸いです。


よかったら他の作品もお願いします(*´-`)

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