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運命の赤い糸はなぜ見えない!  作者: のののの
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6話

今日は、エリーナさんが私の異世界返還魔法の研究の為に、ちょっと特殊なアイテムを採取するため

いつもと違う場所にお出かけです。




森の中、鳥の鳴き声にギョォォォとか変な鳴き声が混じるのがちょっと怖い。


「危ないから、あんまり離れないで付いておいで」


「はい師匠!」


「ふふっ。師匠っていうのもいいわね~」


私も調子に乗って

「師匠よろしくおねがいしまっす!」

な~んて言ったりして。そして言いつけ通り、付かず離れず移動です。


山の洞窟に入るけれど、師匠の魔法で明かりが付くので怖くない!

いいな~魔法。折角異世界なんだから魔法使って見たかった。

でも、魔獣とかと戦うのは無しの方向で。


だって怖いよね~。


っていうと、いつ使うんだ!ってツッコミ来そうですが。




「あったあったコレよ~」


師匠が青い宝石のような石を岩から掘り出してます。


「なんですかそれ?」


「コレ貴力石なのよ~」


「えぇぇぇぇぇぇぇ!!」


「これで、空間認識の標付しようかな~と考えてるのよ」


「凄い!師匠すごいです!」


「ウフフ。この大きさなら小金貨一枚くらいかしら~」



まじですか!


思わず辺りを見渡してしまう。


所々にキラリと青く輝くモノが!!


「まだ他のはあまり育ってないから無理よ~」


え。


「育つんですか?」


「育つわよ。あと50年くらいほっとくと、あの豆粒みたいなのもそれなりの大きさになるわよ。

 豆粒でも使えなくはないけれど、威力も少ないしもったいないわよ」



へ~~~~なんだか面白いなぁ。ただ、待ってる時間が魔術師時間ですが。


まぁ、使うのも魔術師なんだから関係ないか~。



それにしても、師匠。私の為にありがとう。




「じゃ、無事収穫も出来たし、とっとと帰りますか~」


「は~い」







どうやら、私達は浮かれていた様で。




なにやら体長1メートル程の可愛くない生物10体程に囲まれてしまいました。


「あはははは~ごめんねぇ~」


「し、師匠~~~!!」





「大丈夫、ゴブリンだし、あっちゅう間よ~」


そう言って師匠がパン!と両手を合わせ、呪文を唱えると、虹色の半円のドームの様なものが私たちを囲った。


もしかして、ガード的な物なのかな?


ギャーギャーと耳障りな奇声を発しながらゴブリン達が突っ込んで来るけれど、ガードに弾かれて

私達には近寄れない。

そこに師匠が火の玉をボンボン投げつける。


相手の攻撃は防ぎながら自分の攻撃は当てるって、う~ん卑怯なまでに強いな!


ただ、一発ではやっつけられないのか、何発か当てているので、時間が掛る。

そして、なんか相手の攻撃を受けるたびに、ドームの大きさが縮んで来てるんですが!


目の前に迫ってきて、こ、怖い!!!




ゴブリンと私の距離は30センチ程度になってきた。


怖い!



マジ怖い!



ギャ~~~~!



助けて!


でも、師匠だって頑張ってるし!


何とかならないの?!





何とかなって~~!!!!





い~~~や~~~~!!






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