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第5話:目覚めの扉

あらすじ


・(俺の)運命が見えない!


・命拾い!


・いざ博麗神社へ!

「じゃあ、行こうかしら」

「はい」

咲夜さんとレミリアが外に出て、咲夜さんはレミリアに日傘を差した。やはり吸血鬼なんだなと思いつつ自分も外に出た。家のほうではものすごい雨だったのに幻想郷は晴れ空が広がっていた。そして夏だから暑い。

そのまま紅魔館の門から出た。数歩ほど歩いて気づいた。美鈴の姿が見えなかった。振り向いてみると門に寄りかかって気持ちよさそうに寝ている。あれじゃ侵入者が、と思い咲夜さんに

「あの、あれ」

というと

「ああ、気にしないでください」

日傘を差し、前を向いたまま咲夜さんは答えた。

「気にしないで、って」

気になってもう一回振り返ると、すでに美鈴の周りにはナイフが

「アッーーー!」


気にしないでおこう。



俺、メイド、吸血鬼、移動中・・・



何十分か歩いてやっとこさ博麗神社に着いた。

「うおおぉぉぉ、着いた~~~~」

久々に長距離を歩いたような気がする。

「霊夢~いるんでしょ~」

とレミリアは神社の中に向かって言った。すると脇の方から

「あら、レミリアどうし・・・た・・・」

と言いながら霊夢が出てきた、そして俺の方を超直視していた。その目はあまり見たくはないもの、そんな目だった

「外来人ね」

「そのとおり」

「はぁ」

ため息をつきながら、右手を頭の方へとやった。

「まだ増えるっていうの~、もう面倒なのよ~」

「でも、この子はちょっと違うわよ」

「何が~」

話を一応聞いてる霊夢だったが、その声は完全に嫌気が差していた。

「この子はスキマで来たわけでもなく、自分の家の扉を開けたら紅魔館の扉から出てきたのよ」

「ふ~ん、まあ一応話を聞こうかしら」

霊夢はかなり気だるそうに部屋へと案内した。部屋はもちろん和室であった、俺は机をはさんで霊夢の向かい側にあぐらをかいて座った。そしてレミリアと咲夜さんは机の横に座っている。

「じゃあ、どうやってきたのか詳しく教えて」

「あ、いや自分でもよく分からないんですけど」


俺説明中・・・


「なるほどね、まあなんらかしらの力が働いて飛ばされたんでしょうね」

「はあ」

なんらかしらの力、いったい何なのだろう、そう考えていると霊夢が続けて口を開いた

「それよりもあなた能力を持っているわね」

「へ!?」

訳が分からないこと続きだ、幻想郷に来たと思ったら今度は俺が能力を持っている?もちろんまったく心当たりなんてない、特技とかはあったりするがそんな特殊能力的なものは当たり前のごとく持ってはいない。

「やっぱりね」

どうやらレミリアは薄々気づいていたようだ

「あら、気づいてないの」

「いや、全然」

「それじゃ、いったん外に出て、あなたの能力の実態確認よ」

「はあ、」

言われたとおり俺は外に出た。


「じゃあ、そうね、あの木に向かって撃ってみて」

霊夢は神社の周囲にある木の一本を指差していった。

「撃つって・・・」

「まあ、適当に手でも翳してなんか出るように念じればいいと思うけど」

「はあ」

とりあえず俺は言われたとおりに右手を木に向けて翳した。でも、念じるとは言われても、正直実感が湧かなかった。まあでも霊夢が能力があるっていってるのだからそれを信じて、元からある中二病のイメージで念じた。


俺は念じる。とにかく念じる。数秒後手に何か力がかかっているような感覚がしたかと思うと、直後かなりの轟音と同時に俺にものすごい反動が襲った。

「ぬがあぁぁ!」

その反動に耐え切れず、俺はその場から少し後ろのほうに倒れた。

「え?何今の?」

自分でも何が起こったのかわからず、即座に起き上がった。

「あーあー、随分と派手にやったわね~」

手を翳した木だけでなく、周りの木も黒焦げであった。なにか自分の右手に違和感があると思ってみてみると、電気のようなものが走っていた。

「分かった?あなたの能力」

「電気?」

「そういうことね、まあそのまんま『電気を操る程度の能力』ってとこかしら」

いったいつの間に身に着けていたのだろうか、そういえば紅魔館のドアノブのあの強い静電気もこれのせい?

原因は考えてみるとすぐ思いついた。

「雷か!」

「え?」

突然ひらめき、すぐさま声を出したので霊夢は少し驚いた表情を見せた。そしてそのひらめきの勢いのまま俺は説明した。

「幻想郷に来るときに扉を開けたと言ったけど、そのときにものすごい雨で雷が鳴ってたんだ、もしかしたらその影響かもしれない」

「なるほどね、じゃあこっちに来てしまったのもそれのせいかもしれないわね」

憶測だが霊夢は納得しているようだ、しかしその直後

「まあ、でもあなたもとの世界には戻れないわよ」

「え?」

「能力を持った者を外に出すわけには行かない、そういうことよ」

見捨てられたように、霊夢は一人で中の方へと戻っていった。俺は少しの間呆然と立ち尽くしていた。


「まあ、いいや。こっちの世界に行ってみたいとは思っていたわけだし」

前向きにそう思ったりして口に出すが、負け惜しみのようなそんな感覚がした。


俺、これからどうすればいいんだろう・・・・・

追記)この第5話は元第5話(神社へ行く扉)と元第6話(目覚めの扉)を合わせたものです

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