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第18話:何かが見えた扉

あらすじ


・魔理沙と弾幕ごっこ!


・弾幕ごっこの最中に勝手に死にそうになる裏炎くん!


・あれ?最後の終わり方チルノの時と同じじゃね!?

・・・・・やっ・り・・えじゃ・めだ・・・・










意識が戻ってくる。というかいつの間に俺は意識を失っていたのだろうか。

たしか、魔理沙を撃ち落として、そして手をかざして・・・そこまでしか覚えていない、そのあたりで意識を失ったのか。


今度は目をゆっくりと開ける。

目を開けると一番近くに魔理沙の顔が覗き込むようにまず見えて、日傘をさす咲夜さんとその中に入っているレミリアが見えた。


「お、目が覚めたZE。大丈夫か?」


「ああ・・・まあ、大丈夫です」


「いきなりぶっ倒れるし、しかも少しうなされていたぞ」


「ちょっと気分の悪い夢を見てたので・・・」


「霊夢にいわれたように、無理はしない方が良いと思うわよ」


レミリアが若干心配そうに声をかける。


「はぁ・・・そうですね」


死にかけたわけだし




「ところで、魔理沙さん一ついいですか」


「ん、なんだ?」


さっきから、いや目が覚めてからずっと思っていたことを俺は聞いた。


「なんで俺は膝枕されてるんですか?」


「何となくなんだZE」


・・・まあ、悪くはない




しばらく魔理沙の膝枕で休んでから、俺は倒れたときについた砂を払いながら立ち上がった。



だが、落ち着いていられたのはつかの間。

レミリアがいつの間にか鋭い目つきになり、俺のことを見ていた


「さて、裏炎。貴方は今置かれている状態が分かっているのかしら?下手したら切り捨てても良いのよ?」


最初は何のことか分からなかった、だが少し考えると直ぐ分かった。

俺はそのことに対する行動をとる


「お嬢様申し訳ございません。負けてしまいました」


できる限り深々と礼をして、誠心誠意謝罪の意を表した。


そう、紅魔館に勤める者として館主の命令は絶対。それができなければ館に居る意味も残す意味もない、そういうことだ。


しかし横から


「いやいや、ありゃあ私の負けだZE。謝ることはないよ」


魔理沙が声をかけた。


そしてそれにレミリアが続ける。


「・・・冗談よ。まあ、本当に言っても気づかないようなら切り捨ててたかもしれないけど。まあ、相手が手加減していたとはいえ、貴方はよくやってくれたわ。」


いつの間にかレミリアは鋭い目つきを止めていた。試されたのだろうか


「おっと、私は手加減したつもりはないZE。ただ、後から本気を見せてやろうとしたら見せる前に終わっただけだ。」


「それを手加減っていうのよ」

紅魔館の庭に小さな笑いが起こる。






「・・・さて、まあ相手が自分が負けだと言っているのだから。咲夜」


「はい」


レミリアに咲夜さんが応えると、次の瞬間には魔理沙の両手は後ろで縄に縛られていた。


「おいおい、こりゃどういうことだ」


「久々に本泥棒を捕まえることができたわね」


レミリアは少し満足げな表情を浮かべている。


「泥棒とは失礼な、私はただ死ぬまでk」


「はいはい、言い訳は中で聞こうかしら」


魔理沙は咲夜さんに連れられて紅魔館の中に連行された。俺とレミリアも中に入る。






そして一つの部屋に4人が着いた。

部屋の真ん中には丸いテーブルが一つ、その周りを囲むようにイスが四つ、そして窓から見える景色はこの部屋に行くまで上った階段に反して、外から見える紅魔館の一番上の階くらいの高さはあるだろうか。テーブルの上にはさっきまで飲んでいたような紅茶があるが、なんだか少し慌ただしく出て行ったように見える。




咲夜さんに連行された魔理沙は後ろ手で縄を縛られたままイスの一つに座らされ、レミリアがその真向かいのイスに座り、魔理沙を座らせた咲夜さんはレミリアの斜め後ろに立った。

俺は近くにあった一つのイスに座った。


全員静止したところでレミリアから話し始めた。


「・・・さて、今日は何の用なのかしら?魔理沙」


「え?いつものように本を借りにきたんじゃないんですか?」


俺の知っている魔理沙はそういう奴だったので思わず発言をしていた。


「裏炎。いつもの魔理沙だったら、わざわざ門から入ってこないで門番を倒したら直ぐに図書館に向かうのよ」


「なんだ、分かってたのか。まあ、今日はコイツを届けにきたんだ」


「あれ、魔理沙さん縄が」


魔理沙の腕を縛っていた縄はほどけてイスのすぐ側に落ちていた。そして魔理沙は解放された手を帽子の中に突っ込んでいた。


「ああ、縄抜けの魔法だってあるんだZE。まあ私はあまり得意じゃないがな。・・・っと、これだ」


魔理沙は帽子の中から一枚の手紙を取り出した。


「霊夢からの手紙だ」


魔理沙は取り出した手紙をきれいにレミリアの前に放り投げる。そしてレミリアはその手紙を読み出した。


「それじゃ、私はこれで」


魔理沙は席を立って、部屋を出ようとする


「図書館には寄らないのか」


が、部屋をでる魔理沙をレミリアが呼び止めた。


「ん、本を盗られたくないから、捕まえたんじゃないのか。それにいいもんと会えたし、今日は十分だが」


魔理沙は俺の方を少し向いて、満足げな表情を浮かべていた。


「パチュリーが寂しがるわよ」


しかし、レミリアのその言葉を聞くと、少し考えてから


「・・・そうだな、じゃ、お言葉に甘えて少し寄っていくか」


そういって魔理沙は図書館へ足を進めて行った。




「さて、裏炎」


魔理沙が部屋から出て行ったのを見てからレミリアは俺の方を向いて呼びかけた。

俺は はい と応える。そしてレミリアは


「明日は咲夜とちょっと出掛けてくるわ。大体のことは咲夜に先にやらせておくから大丈夫だと思うけど、留守を頼むわよ」


と、館の主らしく指示を出した。

今度は わかりました と俺は応えた。

次にレミリアは一口紅茶を飲んでから思い出したように、咲夜さんにこういった


「それと咲夜は昼食の弁当をたくさん作っておきなさいね」


「かしこまりました」






―――翌日


出掛ける前に咲夜さんはその日のほとんどの作業を済ませ、更に たくさん作っておいて と言われた弁当と自分が食べる昼食を作り終えていた。俺は咲夜さんに「特にやることはないけど、何か起こったらよろしくお願いします」とだけ言われた。


そして昼前になって二人が出掛ける時がきた。




「それじゃあ、出掛けてくるわ」


レミリアは手ぶら、咲夜さんは重箱三段分くらいのお弁当といつものようにレミリアの為の日傘を持っていた。

俺は見送りの為に玄関にいた。


咲夜さんが玄関の扉に手をかけて扉を開け、道を空けてレミリアが玄関から出る。


その時だった


ふと、紅魔館の中と外の境でレミリアが止まった。

目は少し虚ろに、そして紅く光り、瞬きもせず、指の先まで固まっていた。


「お嬢様?」


「・・・。何でもないわ」


何事もなかったかのように、返事をしてレミリアは歩き出し、咲夜さんは後ろから持っていた日傘をさして、それに着いていく。


俺はある程度二人が行ったのを見て、貸してもらっている自分の部屋へと戻っていった。




そしてレミリアが紅魔館の門をを出たところだった。


またレミリアは止まった。


「お嬢様?御気分が優れないのでしたら日を改めましょうか?」


「・・・ナイフでいいのかしら」


「はい?」


「咲夜、美鈴にナイフを一つでいいから渡しておきなさい。」


「・・・かしこまりました」


咲夜さんは応じると、いつものように門に寄りかかって寝ている美鈴の額目掛けてナイフを一つ投げつけた。





そして二人は紅魔館をあとにした

・・・超お久しぶりです。

まあ、なんでこんなに間が開いたのかは・・・ご想像にお任せします。

といってもそれ以前から書くのは超鈍足でしたので、どうにかしたいと思いつつもどうにもすることができなかったわけで・・・

ホント、待ってた人ごめんなさい


あと今回、かなりつっかかりながら思いついたように書いたので、「何か変じゃね?」と思いましたらいってください。直し、反省、今後に生かしますので・・・


さて、というわけで次回についてもいつ書き終えるか分かりませぬ。

でも、さすがに今回ほど空かないと思います(願望)

というわけで期待せずにゆっくり別の方の小説でも読みながらゆっくり待っていてね!

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