第16話:慣れ始める扉
あらすじ
・BBA!(ピチューン
・たくあんうめぇ!
・能力が取れるかも・・・?
朝、目が覚めて
真っ先に思い浮かぶ・・・
布団気持ちいい・・・・・
「・・・いつまで寝てんのよーーー!」
突如霊夢の叫びとともにふすまが勢いよく開き、俺は飛び上がるように起きた。
「あんたが居間に寝てちゃ朝食の準備すらできないじゃない!」
いやいや、そっちがそうしたんじゃないですか・・・
「あんたも起きて、準備手伝いなさい」
「あ、はい」
霊夢にせかされ、俺は急いで立ち上がって朝食の準備をし始める。
・・・またしても、時間はかからなかったが
一汁一菜の・・・いや、一汁はすらない、質素な朝食を食べながら霊夢が口を開いた。
「さっさと食べなさい、この後は昨日と今日の食事分ビシバシ働いてもらうんだから」
・・・デジャヴってる。
と、そんなわけで今度は博麗神社でこき使われた。
主に境内の掃除、食器洗い、霊夢の肩もみなど・・・
紅魔館よりは広くないので全て終えたのは昼前と、早く終わったが霊夢の扱いが・・・荒いorz
ともかく、全ての仕事を終えると霊夢は「さっさと帰んなさい」と言って俺は追い出されるように帰路についた。
―――――――
裏炎を追い出してからいつものように軒下で一人お茶を飲む霊夢。
「・・・あ」
何か思い出したようだ
「しまった裏炎に手紙渡そうと思ってたんだった・・・まあ、魔理沙にでも頼んどくかしら」
―――――――
帰路では特に大したことはなかったが、俺の中で一つ決めた・・・
例え帰れようが帰れまいが、うろたえず、幻想郷でやるべきことをやる
この一つを心に誓い、俺は紅魔館に帰ってきた。
「・・・あれ?どこ行ってたんですか?」
珍しく門のところで美鈴が起きていた。
「いや、昨日からいなかっt・・・ってそうか」
そういえば美鈴は出発したとき寝ていたっけ。
「まあ、博例神社に行ってたんですよ」
「ああ、そうだったんですか、それじゃあおかえりなさいですね。」
「・・・ただいま」
その後レミリアに、霊夢に言われた事、チルノに足止めを食らって帰るのが遅れた事を話した。
その場ではカリスマだだ漏れで話を聞いていたレミリアだったが、咲夜さんが言うには結構心配していたらしい。
そしてまた紅魔館での生活が始まった。
―――――
「・・・やっぱり、飛べないとダメかなぁ」
またいつものように紅魔館の庭で能力を使っていて、チルノと戦った事を思い出す。
あの時はチルノだからなんとか勝ったが、他の相手では辛いだろうし、ましてやフランは・・・
「最低でも弾幕を避けられるだけの機動力が欲しいかな・・・」その方法を考える・・・
しばらくして、一つ思いつく
チルノとの戦いで使った「アレ」を使えば・・・
そしてその日に「それ」を使った飛び方を研究し始めた。
「それ」だと浮くことは容易にできたが、飛ぶのは難しかった。しかし習得するのにそう時間はかからなかった。
―――
「・・・よし!これなら少なくとも弾幕を避けるだけの動きはできる!」
その日俺は空間を飛び回れるようになった。
「あーもういい!休む!」
さっきまで飛ぶという、現実では絶対に不可能なことの練習をしていたので、変に体を使って疲れた。
俺はその場で寝っ転がり、手を組んで枕にして空を仰いだ。
空を見てると黒い一点の何かが見えた
それはどうやら飛んでいるらしく、だんだんこちらへ近づく
ぼんやりと眺めていたが、それは羽ばたいていないので鳥ではないのが分かった
羽ばたかないそれはどんどんこちらへ近づいてくる
それがだいたい何か分かる近さまで来たところで、また珍しく起きていた美鈴がそれに向かって空を飛ぶ
しかしそれから極太のレーザーが出て黒こげになった美鈴が門の側に落ちていく
あれは・・・
――――
「お嬢様、魔理沙が来ているようです」
「一応聞くけど、美鈴は何をしているの」
館の中で咲夜さんがレミリアに報告をしに来た。それに対しレミリアは明らかに答えが分かっている質問を返す。
「既にやられております」
「あーもう!たまには食い止めなさいよ!」
魔理沙が来る度、紅魔館の威厳とパチュリーの本が減ることに苛立つレミリア
「いかがいたしましょうか」
「・・・。裏炎はどこにいる?」
レミリアは少し考えてからまた質問を返す
「ちょうど外に居ります」
「なら、裏炎に止めさせなさい、フランと遊ぶのなら尚更だわ。もしも危なくなったら止めればいいし」
「了解いたしました」
そういうと咲夜さんはその場からフッと消えた。
――――
・・・あれは、魔理沙じゃないか。
だいたい魔理沙だと判別が着くあたりで俺は体を起こし立っていた。
「・・・ちょっと待て、今完璧に美鈴やられたよな。どうすんだあれ」
「ならばあなたが止めればいいのでは」
いきなり後ろから声を掛けられ、振り向くとそこには咲夜さんがいつの間にかいた。
「いやいや、魔理沙相手とか無理だろ!」
「あら、フラン様と遊ぶのではなかったのですか?そのような状態ではすぐ死んでしまいますよ?」
「いや・・・まあそうなんだけど・・・」
怖じ気づいて黙り込む俺
「ともかく侵入者を頼みましたよ」
「うぇあ!?ちょっと待っ・・・」
そういうと咲夜さんはもうそこにはいなかった。
「借りに来たZEーーー!!」
ほうきから降りて門の所で魔理沙が叫ぶ
そして堂々と庭の真ん中を歩く
そして俺はその前に立ちはだかるように立った。
みなさん、明けましておめでとうございま
∵(´ε(○=(゜Д゜# <オセーヨ!
えー、ということで、前回でストックが切れましたので、今回からあとがきの方も書いていきたいと思います。
まあ、今回久々に一から書いたわけですが・・・
あれですね、なんというか前回までよりも主人公補正が性格にかかりまくってますな
でもご安心ください!これから更にかかりまくると思いますので!(オイ
例えるなら二次関数の y=2x二乗 のグラフの上がり方並みに上がっていきますので(オイオイ
まあ、それはおいといて
ここまで見てくださっている方はご存知の通り、いかんせんへったくそなのでw
これからものほほんと見てくださるとありがたいです。
もしも、「オメー、そこはそうじゃねーよ」ということがありましたら遠慮なく言ってもらって構いませんので、
これからもよろしくお願い致します。