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第15話:会議の扉

あらすじ


・⑨の有効活用!


・いや、フラグを立てたつもりはないんだZE?


・森脱出!

だいぶ暗くはなったが俺はやっとのことで博霊神社に着いた

「あ~やっと着いた~。こんばんは~」

「あら裏炎じゃない、こんな夜に何の用?」

中から霊夢がでてきた

「いや、ちょっと相談があって、一応これを」

俺はレミリアの手紙を渡した。


霊夢は一通り手紙に目を通し

「・・・ん、なるほど、だいたい分かったわ、でも今取り込み中なの、まあ暗いから入っときなさい」

「あ、はい」

そう言われ中に入ると紫がいた

「あれ?紫様?」

「あら、あなたが裏炎ね、やっと見ることができたわ」

「?」

「まあいいわ、今取り込み中だけど、とりあえずその辺りにでも座ってなさい」

「私の家よ。何勝手に座らしてんのよ、まあとりあえず端っこにでも座ってて」

「あ、はい。でもなんで紫様がいるんですか?」

「ん~・・・」

紫は少し考えてからチラッと霊夢の方を見てから

「まあ、教えてもいいから教えて上げるわ、最近幻想郷内の結界がちょっと不安定になってるのよそれで霊夢と会議って訳よ」

「さっ、会議を始めるんだから邪魔にならないように座ってなさい」



俺は言われたように部屋の端っこに座った。

「さて、それで現状はどうなの?」

座りながら霊夢は紫に尋ねた

「そうね、調べてみて今のところ幻想郷内で影響はなし、考えられる影響もなし、というより不明ね」

「不明?」

「そう、結界が不安定であるのは確かだけど、どう不安定なのか分からないから、何が起こるのかも不明ってこと。あ、原因も不明よ」

それを聞いたとたん、霊夢の表情が変わった

「ハァ!?何よそれ、対処のしようがないじゃない。ちゃんと調べたの?」

「もちろん調べたわよ、それでも分からなかったわ」

紫は両手を広げ、お手上げな表情を見せた

「そんな、ありえないわ、もう一回調べてちょうだい」

「え~、私だって原因が分からないから調べられること全部やったわよ」

「見落としがあるかもしれないからもう一回」

「それだったら霊夢も一緒に調べてよ」

「いやよ、なんで私が」

俺にはただめんどくさいだけにしか聞こえなかったが、紫は仕方ないという顔をしていた

「とにかくもう一度しっかり調べておいて、さあ会議は終了、これから夕食食べるんだから帰ってちょうだい、裏炎はうちで食べてくんでしょ」

「あ、お願いします」

「それじゃあ私も~」

「いいわけないでしょ、うちの食料が無くなるじゃない、裏炎だって明日働いてもらうんだから、さあ、帰って結界の調査をしてきてちょうだい」

「も~霊夢のケチ~」




「・・・あの、なんかすいません」

帰ろうとしていた紫に一応自分だけ食べていくことを謝っておいた。すると紫は

「ああ、いいのよ、霊夢今機嫌悪く見えるけど、幻想郷が訳の分からない状態にあって心配しているのよ。それに食料がないのは確かだしね。」

「悪かったわね」

「まあ、そういうことだから私は帰るわ」

「調査のこと頼んだわよ」

「はいはい」

そういうと紫はスキマで帰っていった


「・・・さて、夕食の準備するわよ」




最近は紅魔館で基本西洋料理しか食べていなかったので俺としては夕食が楽しみだった。そしてその夕食の準備はそれほど時間はかからなかった




なぜならご飯とたくあんだけだったからだ




「ごめんねこれしかなくて」

と霊夢は目を伏せたまま座って言った。

「・・・いや、自分としてはこれでいいくらいです」

別に気を使った訳ではない。実際自分としてはこれくらいでよかった。たくあん好きだし

「そう、ならいいわ」



夕食を食べ始めたが、2人とも黙って食べていたので自分は昼間のチルノのことを話すことにした。

「そういえば、来るときにチルノに絡まれて戦ったんですけど」

「ん、」

「そのときに問題を出して気を引かせようとしたら、一問目でちょっと難しい問題を出したんですけどあっさり解かれて」

「えっ?」

黙々とご飯を食べていた霊夢だったがやはり驚いた表情でこちらを見た

「でもその後の1+1はなぜか解けなかった、っていうことがあったんですよ」

「・・・・・そう、雪でも降るかもしれないわね」

「・・・そうかもしれませんね」

案外今の霊夢の反応はあっさりしていて、これは予想外だった

そしてその後は飯を食べ終わるまで2人とも黙っていた。




ちょうど飯を食べ終わったところで霊夢が口を開いた

「それで、あっちの世界に帰る方法だったわね。」

「あ、はい」

そうだ、元々それで来ていたんだった。

「まあ、この前いったように能力者を外の世界に出すわけには行かない、それであなたは能力を消す方法はないかと、」

「なんか方法ないですかね」

「そうね。この前聞いた感じだと、能力があなたにくっついただけにも思えるからなにかしらのきっかけがあれば取れるかもしれないわね」

「本当ですか!」


能力ってくっつくだけのことがあるのか・・・やはり幻想郷では常s(ry


「ただし、逆に染み付いて取れなくなる可能性もあるわ」

「え・・・」


その瞬間俺の表情が一気に冷たくなるのを自分自身で感じた。

そしてそのまま2、3秒ほどの間が空いて

「まあ、どっちにしても何が原因で起こるかもわからないから、しばらくは紅魔館でお世話になってなさい」

「そうですか・・・」

「さっ、もう寝るわよ、布団は貸すからあなたはこの部屋で寝て、私はあっちの部屋で寝るから」

「はい」

「くれぐれもこっちの部屋に入ることのないようにね、入ったらあっちの世界にすら帰れないようにしてあげるわ」

「は、はい」


そういわれ布団を渡され、俺は飯を食った居間で、霊夢は隣の寝室で寝た。


帰れるか帰れないか、どちらも可能性がある。そんな状況にもちろん心配であった。

だがまだ残っていた疲れから俺はいつの間にか眠っていた。


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