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第12話:出かける扉

あらすじ


・やっぱり、男も家事は多少はできないとだね


・眠れない


・・・・あとなんかあったっけ?w

「帰りたい!?」

俺がレミリアに家に帰りたいと相談しに行ったら、思いもよらずレミリアは驚いた。俺の運命が読めないからだろうか。

「はい」

「なんで?」

「なんというか、慣れないというか、起きるときが辛いんですよ」

「ホームシックってやつかしらね」

「そんなもんですね」

「・・・」


一度会話がそこで切れ、少しの間空白の時間があった


「・・・それで、帰るにしてもこの能力があるんで、帰りようがないんでどうすればいいですかね?」

「ん、そうね、能力を消せれば、っていってもそんなものあるのかしら。まあ、とりあえずは霊夢にでも聞きに行ってみればいいんじゃない?道は分かるわね?」

「まあ、一応は」

「それなら、なるべく早い方がいいわね、明日にでも行ってきなさい、手紙かなんか書いてあげるわ」

「分かりました。ありがとうございます」

なぜか思わず俺は丁寧にお礼を言った。

「あ!でもあなた、フランと遊ぶ約束してたじゃない、どうするつもり?」

「あ~、まあそんなすぐに帰る手段なんて見つからないだろうし、帰る前には遊んであげようとは思います・・・」

俺はそこまでいってレミリアに背を向けて部屋から出た。


―――――――


「それでは、お気をつけて」

翌日、朝食を食べ昼前に紅魔館を出発することになった。持ち物は、昼飯用のサンドイッチ、レミリアの招待状、そんだけ

「とりあえず、夜までには着くようにしたほうがいいですよ」

もう、ほぼ出ようとしていたところで、咲夜さんが忠告を言った。

「何でですか?」

「夜だと道も分からないでしょうし、それとたまに襲ってくる妖怪がいたりもするので。まあ、さすがにそこまで時間はかからないでしょうか」

「ああ、なるほど、分かりました」


そして俺は紅魔館を出た。もちろん門の横で美鈴は寝ていたが、さっさと行きたかったのでスルーした。


神社に行く道はまず森を通る。曲がったりする所は少ないが、道自体がかなり長いので最初の曲がり角を曲がったあたりで腹が減ってきた。俺は持っていたサンドイッチを食べつつ歩いていいると、ちょうど食べ終わったあたりで木ばかりだった視界が開け、湖まで出てきた。

「やっと、ここか~」

この前神社に行ったときもこの長い道で苦労していた。

だが、何か変な感覚を感じた。この前来たときとは何かが違う、明らかに違う感覚がした。まあ、考える必要もなくすぐさま分かった。


「寒ッ!」


そう、夏であるのにも関わらず寒いのだ、それも半袖では下手すれば風邪を引きかねないほどの寒さだった。

「幻想郷」で「湖の近く」で「寒い」、原因はだいたい想像がついた。そしてその原因は案外近くにいた。ちょうど神社に行くのには湖に沿って行くのだが、その道の途中に寒さの原点がいた。


「あんた!ここはアタイのなばわりよ!」

「それをいうなら『なわばり』だろ」

思わず即座に突っ込んでしまう⑨《バカ》っぷり、もちろん想像通りチルノがいた。

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