第⑨話:電気を操る扉
あらすじ
・フラン!
・フラン!!
・フラン!!!・・・と約束!
玄関から勢いよく飛び出す俺、弾幕をやりたくてしょうがなかった。
フランのこともそうだが、俺の中二病が徐々に高まっていた。
「・・・さて、まずは何しようか、というか弾幕とかってどうするんだろ」
俺はしばらく考えたが、もちろん分かるはずもなかった。
「とりあえずやってみるか、もし横にぶっ放して咲夜さんに怒られるとまずいから上に撃ってみるかな」
俺はまず右手から何かが、というよりも電気を出すイメージで手を振ってみた。
すると
「おお!」
イメージどおりに右手から電撃が飛び出した。しかし数メートル行ったところでだんだん小さくなり消えてしまった。
「ああ~なんだろ、パワーが足りないのかな?」
そう思い、今度は手に力を入れるようにして、右手を振った。
すると
「おお!!」
今度はだいぶ飛んだ、飛距離は上に向けて撃ったから分からないが、さっきよりも長く飛んでいるのは分かった。
その後、しばらく俺は同じようなことをやっていた。やってるうちに弾のスピード、飛距離などを操る感覚がつかめてきた。
だんだんテンションも上がり、能力がどこまでできるのか気になった。
「剣、みたいなのとか出せるのかな~」
とりあえず、電気だと剣の形は出来ないような気がしたので、棒のような、いってしまえばレミリアの「グングニル」の先のかえしが亡くなったような奴をイメージした。
すると、イメージどおりの剣が手元に出てきた。
「うお!すごいな~」
たぶんこの様子なら、出来る範囲ならイメージどおりのことはできると考えていいなと俺は思った。
「まあ、弾はともかく、剣は弾幕戦じゃ使わないな」
「能力で遊ぶのはいいですが、食事の準備が出来ております」
後ろから突然声がした。とっさにうしろを振り返るとそこには咲夜さんが立っていた。
「びっくりした~、もうそんな時間ですか」
「ええ」
もう日も暮れ始めていた。
その後、俺は夕食を済ませた。正直言って何が出てくるかビクビクしていたが、案外普通の西洋料理が出てきた。食べるのだが、自分は食わず嫌いなところもあって、そこまでの量は食べなかった。そして、風呂に入ったり、少し咲夜さんの手伝いをしたりして、その日を終えた。




